アイコン 35階建「東京ミッドタウン日比谷」3月29日全面開業 映画館含む60店舗入居

空前の企業業績に加え外資の進出により、東京のオフィス需要は逼迫状態、三鬼商事によると12月の東京ビジネス街区の空き室率は3.12%と企業は希望する場所や環境・広さを選別できない状態が続いている。

<東京ミッドタウン日比谷>三井不動産
都心部では、オフィスビルの建設が相次ぎ、入居する企業の獲得競争の激化が予想される中、東京・千代田区の日比谷にさまざまな機能を持つオフィスや商業施設が入る地上35階建ての複合施設が完成した。3月29日に全面開業する予定。

東京・日比谷に完成したのは、三井不動産が開発した大規模複合施設の「東京ミッドタウン日比谷」で、地上35階、地下4階、延べ床面積は18万9000平方メートルで東京ドームの4倍に相当する。
地下1階から7階は商業エリアで、レストランや映画館など60店舗が入り、6階にはミニコンサートを開けるテラスがある。

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11階から34階はオフィスエリア、皇居や日比谷公園を一望でき、大手企業を中心に10社が入る予定。

さらに、オフィスで働く人が体を動かせるフィットネスルームや、着替えや化粧ができる女性専用の施設も設けられている。

オリンピック・パラリンピックを控えた東京都内では、大規模なオフィスビルの建設が相次いでいて、テナントの獲得競争が激しくなる見通し。

三井不動産の菰田正信社長は、「オフィスビルどうしの競争が激化するのは間違いない。商業施設を充実させるなど働きやすい周辺環境を整えていくことが大事になる」と話している。

<超大規模オフィスビル建設ラッシュ、借り手市場に変化も懸念>
東京都内では、今、2000年代に入って以降、最大規模のオフィスビルの建設ラッシュが続いている。
東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年にオフィスビルの供給がピークになる見通しだが、専門家は大量供給によって今後、空室が増え賃料が値下がりする可能性が指摘されている。

1、2、渋谷駅周辺では、今夏に、オフィスやホテルなどを備えた地上35階建の超高層ビルが完成する予定のほか、2020年にも地上37建のビルが完成する予定。

3、日本橋では、東京駅から500メートルほどの場所に、今年6月までに、オフィスや百貨店などが入る地上32階の複合ビルが完成する。

4、5、大手町でもオフィスなどが入る地上39階建と31階建のビルが2020年にそれぞれ完成する予定。

企業のオフィスビル選びを支援するコンサルティング会社の「CBRE」によると、東京都内では、今2000年代に入って以降、最大規模のオフィスビルの建設ラッシュが続いている。
都内で、供給される大型のオフィスビルは2000年代に入ってからの平均では年間約9万坪。
これに対して、今年と2020年は、それぞれ21万坪と平均の2倍以上の規模のオフィスが供給され、大量供給のピークとなる。

この結果、都内の大型ビルの空室が増え、現在2%ほどの空室率は、2019年には8%程度にまで上昇し、賃料が今より8%から9%下落する可能性があると分析している。
都内のオフィスは、今は「貸し手市場」だが、これから「借り手市場」に変化する。
まさに境目を迎える中でビルどうしの競争は激しくなっている。
オフィスビルを提供する側からすれば利便性の高い立地かどうかがテナントが入るかぎを握ることになると指摘している。
以上、
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[ 2018年1月31日 ]

 

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