アイコン 山路敬介氏寄稿 名護市長選の争点は何か その3

今日の、期日前出口調査(昨日までの集計)が判明した。

渡久地武豊候補 52%

稲嶺ススム候補 47%

きょうは、(農と島のありんくりん)を紹介します。

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農と島のありんくりん
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/

移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

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山路氏寄稿3回目となります。3回の予定でしたが、もう1回延長して次回が完結です。

タイトルと小見出しはブログ主のものです。

                         ~~~~~~

                  ■名護市長選の争点はなにか  その3
                                                                                                                  山路敬介 

承前

■渡具知陣営の士気は上がっている

Q:高木さん(産経那覇支局長)の記事によれば、自民党の調査で稲嶺市長との支持率の差が6ポイントまで詰め寄っている、としている。
産経ではないが4ポイントというのもある。これは本当か?

A:確たる数字は承知していない。 

ただ、早くから10ポイントは切っていると報告を受けている。公示までに5ポイント差以内に追い詰められれば勝機は出て来る。 

間違いなく手応えは増していて、士気も上がっている。

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Q:渡具知候補の擁立までの過程だが、二紙を見ていると自民党の候補者選定作業は大分難航したような印象があった。

報道のように自民党本部が「勝てる候補を」と希求して、「当初は渡具知氏を嫌った」などとの軋轢が生じた場面があったのか?

A:その報道は私も見たが、事実と違っている。

渡具知候補を推すにあたり、自民党本部が難色を示した事はない。

公明党と共同歩調を取れるような候補者が望ましいとの申し入れはあったと思うが、それは県連も前提としていた条件だ。

自民党本部に「誰某はいいが、誰某は不可だ」というような介入の仕方はなく、終始、県連の意向が尊重されたかたちでの候補者決定経緯だった。

■自民党本部の圧力はなかった

Q:その関連で、これは二紙ではなく本土の報道なのだが、「二階幹事長が県連に圧力をかけ、渡具知氏の主張を曲げさせて公明との接着を図った」という記事が複数あった。
(二紙においても、二階幹事長という部分が自民党本部と変わっただけで、同様の論調も見たが)

A:さっきも言ったように、「自民党本部からの圧力」と言えるようなものは何もない。

二階氏が来県した時は、官房長官が来県した時と同じように士気を鼓舞するためのシャンシャン大会だった。

本部の県連への関与の仕方というのは経験上、時代状況によって違うし政権によっても違って来たが、安倍政権になってから非常に緩やかだ。

安倍政権だからどうのと言うわけじゃなく、そういうふうに自民党本部が変わって来たのだろう。

■公明党は温和で合理的な判断ができる党だ

それと、公明党には公明党の事情がある。

今年は名護市長選をはじめ県内では各市町村の選挙が目白押しで、公明党としても今後を見据えた場合、自民党と協力しなければ戦えないという判断もあった。

公明党支持者というのは共産党や社民党支持者と違い円満だし、一種の落ち着きがある。一部でも反社会性に振れる事もない。

「取り消し訴訟」における司法の判断を整理して合理的に受け入れ、その事で流れも変わったのだと思う。

Q:渡具知氏はわりあいはっきりした辺野古移設容認論者だったとの印象があるが、二紙の報道を見るがぎり、選挙のためにこれを封印したかの如く印象づけられている。
渡具知氏は変節したのか?

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■もう移転容認論、反対論で括ると時計を逆まわししてしまう

A:すでに県による埋め立て許可は下ろされ、工事は着々と進んでいる。

だから、現時点において移設推進論者とか容認論者とか言う括り方をするのがそもそもおかしいのだし、そうする事で逆に相手の土俵に乗ってしまっている事も考えるべきだ。

議論の逆回しだ。

さっきも言ったが、辺野古移設を決める場合の決定権は既に名護市にはなく、意見を言う
機会はあったが、すでに同意されていて決着が着いている。

沖縄側の最後の判断が仲井眞知事がなした「埋め立て承認」であり、それに疑義を呈した翁長知事は「取り消し訴訟」で完敗した。

それでもまた別の角度から裁判をやろうという中で、どう大目にみても「その結果次第」という事だろう。

だから渡具知氏も「裁判の結果で」と言っている。

                                                                                                                            (続く)

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[ 2018年2月 3日 ]

 

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