ロシア 核爆弾搭載の大陸間原子力魚雷開発中 「ステータス6」/北朝鮮攻撃論
AMERICA №1として登場した米トランプ大統領、当初、米国から強力な経済制裁を受けているロシアと仲良くしたかったものの、自らがロシアゲート事件に巻き込まれ身動きがとれず、居直る政策に転換している。軍事面でも北朝鮮金正恩かを弄び、また弄ばされ、絶対的力の誇示を世界に見せ付ける動きに徹している。
そうした中、ロシアは、・・・・
米国防総省は2日、新たな核戦略の指針となる「核態勢の見直し(NPR)」を発表した。
主にロシアに対する核抑止力を刷新するため、数十億ドルを投じることが主眼。ロシアが大陸間を進む核魚雷を開発中だとの認識も初めて公式に示した。
報告書は、「ロシアは米国と北大西洋条約機構(NATO)を自国の地政学的な野心に対する主要な脅威とみなしている」と指摘。
米国防情報局(DIA)の現在の推計として、ロシアが短距離弾道ミサイルや、中距離爆撃機に搭載可能な無誘導爆弾、爆雷など2000発の「非戦略」核兵器を保有していると指摘した。
報告書は、また、ロシアが新たに大陸間の海中を進む核武装した原子力推進の魚雷を開発中との認識を示した。
この計画は、「ステータス6」として知られ、米当局者によると、水中発射のドローンタイプの装置で、数千マイルを進み米国沿岸の軍基地や都市を狙う可能性があるという。爆発後は広範な地域で核汚染が発生するように設計されているという。
米トランプは2日、声明でNPRの結論の重要性を強調。「核兵器の役割や数を縮小しようとする米国の取り組みにもかかわらず、過去10年の間に他の核保有国は兵器数を増やし、安全保障戦略における核兵器の役割を拡大して、一部のケースでは他国を脅かす新たな核能力を開発してきた」と述べた。
今回の米国の戦略については、核兵器使用の可能性を少なくするのが狙いだと主張。米国や同盟国などへの「戦略攻撃」に対して抑止力を高めることにつながると強調した。「戦略攻撃」の内容に関しては、「核兵器の形を取らない可能性もある」としている。
NPRはまた、米国が確かな抑止力を備えているとロシアに印象づけるため、「低出力」の核兵器を重視するよう要求。潜水艦発射弾道ミサイルに搭載された既存の弾頭の改良を求めた。5000万ドル(約55億円)規模の5年計画になるという。
ただ、各潜水艦に搭載する主力ミサイルはより射程の長い戦略核ミサイルのままで、新たなミサイルは数発程度の搭載が見込まれているという。
シャナハン国防副長官は、今回の指針は、新たな核弾頭の開発を要求するものではなく、また核の保有数を増加させるものでもないため、条約違反にはあたらないとの見解を示している。
以上、
米露中が核削減に向け、話し合わなければならない時に、上げ足ばかり取り、言い争いばかりしている。これでは軍拡に進むのも当然だろう。
北朝鮮へは、大陸間弾道ミサイルを廃棄することを条件に、(真意のほどは別だが)米国は話し合いに応じる構えだと報道されている。米朝は水面下ではいくつかのチャンネルで継続して話し合いはもたれている。
しかも、放棄しないならば攻撃辞さずの動きもある。
現在、軍部が主導する米政府の安全保障において、北朝鮮に対して台頭しているのが限定攻撃論、主要施設を数ヶ所攻撃し、金正恩を話し合いの舞台に上らせるという。
しかし、金正恩が米政府の思惑と異なる動きに出た場合、全面戦争になる可能性がある。
米政権では、韓国駐在米大使候補が落第になったという。内定していた候補者は、限定攻撃論に反対していたとされ、韓国在留の米国人23万人と日本にいる米国人の安全が保証されないとしての反対だったという。そうしたトランプ政権との意見の相違から外されたという。
北朝鮮が韓国と仲良くなれば、もしもの米国の限定攻撃に対して北朝鮮は、(攻撃を受けなければ攻撃しないとする)韓国を攻撃せず、日本を攻撃する可能性がある。(日本射程の弾道ミサイルは1000基超あるともいう。核の小型化ができていれば、そのミサイルの中に核ミサイルも入り込む)
日本政府も水面下で北朝鮮に対してコンタクトを取っていれば良いが・・・。1mmも動かさない白・黒はっきりしたお人であり、経済制裁一辺倒だろう。専守先制攻撃用長距離ミサイルも米国から購入予定でもあり、日本がどんなになるかわからない。
一時、北朝鮮と国交があるモンゴルの大統領が日朝間の会談を取り持とうとしたが日本政府は反応しなかった。
UGM-84L Harpoon Block Ⅱは50~350km(艦対艦、艦対地ミサイル/所有済)
XASM-3は500km(戦闘機搭載型空対地ミサイル/導入予定)
トマホークは460~3000km(艦対地、地対地巡航ミサイル/導入予定)
日本がこうした攻撃用ミサイルを所有した場合、アメリカ合衆国トランプ大統領から攻撃要請が必ずあり、攻撃することになる。
(北朝鮮弾道ミサイル発射実験で、日本上空を2回飛び太平洋に落下したが、米トランプは何故、日本は撃ち落さないのかと発言している)
日本が配備している米国製迎撃ミサイル(射程が20キロしかないPAC3、射程500キロのイージス艦用SM3)は実践での精度は悪いという(固体燃料ミサイルの場合、はい撃ちますよという予測は立てられない)。特に夜間発射ミサイルの場合、対応も遅れ迎撃時間もほとんどないのが日朝間の距離のなさでもある。多数の放射発射ミサイル・多弾道ミサイルには迎撃対応もできない。