アイコン 鉄鋼・アルミの貿易制裁の仕掛人ナバロ 筋金入りの対中強硬派 日本も問題視

 

 

ピーター・ナバァロ(Peter Navarro, 1949年7月15日生68歳)は、

経済学者・公共政策学者。現在、カリフォルニア大学アーヴァイン校ポール・メレージ・ビジネススクール教授。

 

ナバロは1972年にタフツ大学を卒業して学士号を取得。

1979年にハーバード大学ケネディ行政学スクールから公共経営学の修士号を取得、

1986年には同大学から経済学博士号を取得。タフツ大学卒業直後、ナバロはアメリカ合衆国平和部隊に就職してタイに3年間滞在経験を持つ。

ナバロはカリフォルニア州サンディエゴで3度出馬。

1992年に市長選に立候補し、全党予備選挙で首位となるも、決選投票で共和党のスーザン・ゴールディングに敗れた。

1996年、第49選挙区の下院議員選に民主党候補者として出馬するも、共和党のブライアン・ビルブレイに敗れた。

2001年、ナバロは第6選挙区サンディエゴ市議会特別選挙に出馬したが、予備選挙で落選した。

2016年、ナバロはドナルド・トランプの大統領選キャンペーンの政策アドバイザーに就任。

2016年12月21日、ナバロはドナルド・トランプ次期大統領の指名を受け、ホワイトハウス国家通商会議(NTC)のという新設のポストに就任。

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この背景には、ナバロが選挙期間中からトランプ陣営の政策顧問を務めたこと、筋金入りの対中強硬派であることが指摘されている。

一方で国家通商会議が廃止されて「通商製造業政策局」(OTMP)に改組されてから影響力の低下が指摘されており、大統領就任後のトランプは選挙中に訴えた中国の為替操作国指定を撤回したことからナバロの政権への影響力を疑問視する見方も出ていた。

しかし、当初から中国の為替操作国指定の判断は財務省に委ねるとしていた。

また、日本の非関税障壁や貿易赤字も問題視している。

これまで12冊著作しているが、代表作に『中国による死(Death by China)』がある。

ナバロの見解は、米経済学者から異端児扱いされ、「主流派からかけ離れ」ており、経済学界で「常識となっている重要な教義のほとんどを受け入れていない」という特徴があるという。

2017年春、通商製造業政策局長に就いた。選挙における論功褒章で就任したこの組織は、側近は1人のメンバーの2人だけの組織。大統領への報告はライバルのゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長を通さなければならなかった。

今回の鉄鋼等の関税付加にトランプと対立したゲーリー・コーン委員長は辞任が決定していることから、後釜に座ると噂されている。

今回の鉄鋼・アルミに対する関税措置を、通商拡大法232条を適用する案は、商務省が具体的な案をトランプに提出したが、そもそもの原案はナバロが作成したとされる。

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[ 2018年3月 9日 ]

 

 

 

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