アイコン グーグルが英ジャガーと組み20年に完全自動運転車2万台投入計画を発表

 

 

グーグルのグループ会社ウェイモのジョン・クラフチックCEOが27日、英ジャガー・ランドローバーと共同で、運転席に人が乗らない完全自動運転の電気自動車を最大2万台開発し、配車サービスの事業を始めると発表した。

ウェイモは、昨年11月から西部アリゾナ州フェニックス近郊で完全自動運転によるミニバンの試験走行を行っていて、年内には自動運転の車を使った全米で初めての配車サービスの事業を始める計画。
ジャガー・ランドローバーの車も再来年には投入するという。
クラフチックCEOは「さまざまな種類の自動運転の車を用途によって使い分けてほしい」と述べた。
アリゾナ州では、今月18日に自動運転で走行中の車が歩行者をはねて死亡させる事故が起き、州知事が配車大手のウーバーに対し試験走行を認めないと発表したばかりで、自動運転の安全対策に注目が集まる中で本格的な配車サービスの開始が間近に迫っている。

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クラフチックCEO 安全性に自信

車の自動運転技術で他社を大きくリードするウェイモは、周囲の障害物を検知する「センサー」や「レーダー」、光検出・測距センサー「LiDAR(ライダー)」などを開発する一方、試験走行で得られたデータを解析するAI=人工知能の技術の改善を進めている。

西部アリゾナ州フェニックス近郊の公道で一般の乗客を乗せた試験走行を行うなど、これまでに自動運転に伴うデータ蓄積で走行した距離は全米で800万キロを超えるとしている。

ウーバーの自動運転の車の事故についてウェイモのクラフチックCEOは24日、ラスベガスで行われたイベントで、「あのような状況下では、わが社のシステムは安定して対応できたと自信を持って言える」と述べて、安全性に自信を示した。
以上、報道参照、過信は禁物

グーグルのウェイモの技術は、元技術ソフト開発担当のアンソニー・レバンドウスキが独立、その独立した会社をウーバーが買収し、開発に遅れていたウーバーは自動運転技術をマスターしており、基本的技術はほとんど変わらない。(グーグルはウーバーに対して知財流出裁判を起こしている)
ただ、ウーバー試験走行車の夜間歩行女性の死亡事故は、単に各種人感知レーダーの問題だけとされている(設置されていたのか、設置されていたならその性能に問題)。

ウーバーは事故を起こしたアリゾナ州に続き、環境車や自動運転車を高待遇するカルフォルニア州でも試験運行を禁止された。

<英ジャガー・ランドローバー社>
米フォードは1989年にジャガーを買収、2000年にランドローバーをBMWから買収して、フォードが経営統合していた。

2008年に、フォードがインドのタタモータースにジャガーとランドローバー部門が売却し、ジャガー・ランドローバー社となった。
2012年に奇瑞汽車と提携して海外初の生産拠点を中国にも構えている。

グーグル=アルファベットは、完全自動運転車のソフトやセンサー類を自動車メーカーに販売して、グーグルのように次の巨額の利を得ようと、自動運転技術の開発に当たっているもの。

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[ 2018年3月28日 ]

 

 

 

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