AIも錯覚を起こすことを証明/基生研+立命館大 完全自動運転車に壁か
基礎生物学研究所(岡崎市/基生研)や立命館大学(京都市)などの研究グループが、本当は静止した画像なのに、動いたり、回転したりするように見える「錯視」という現象が、人工知能(AI)でもヒトと同じように起きると発表した。
基生研の渡辺英治准教授(動物心理学)は「AIも誤ることがあり、リスク管理をする必要がある」と指摘した。
研究結果は科学誌「フロンティアズ・イン・サイコロジー」に掲載された。
錯視は、これまでの経験から脳が学習し、次に見えるものを予測するために起きるという説がある。
研究グループは、AI自らが経験を積んで知識を蓄えるディープラーニング(深層学習)という手法を使い、錯視が起きるかどうかを検証した。
以上、報道参照
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AIは完全自動運転車に搭載され、各センサーからの情報を判断させることから、AIの錯覚判断を克服する必要があろう。
AIが錯視を起こした画像(左)。AIが予測した画像の動きが、赤い線で描かれている。
錯視が起きない画像(右)では動いたと認識しなかったため、赤い点が点在している(基礎生物学研究所提供)
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[ 2018年3月30日 ]