中国の３月の製造業活動を測る政府の指数は前月から上昇し、予想を上回った。春節（旧正月）連休が終わり、工場の操業が季節的な停滞から回復したほか、貿易戦争の恐れがある中で輸出需要が持ち直した。対米輸出で、制裁前の駆け込み需要が発生している可能性が指摘されている。
（米国は中国に対して、知的財産侵害を認定し、中国製に対して約５００億ドル、１８００品目をこれまでの税にさらに税を賦課するとしている）

国家統計局が３１日発表した３月の製造業購買担当者指数（ＰＭＩ）は５１．５。２月は５０．３だった。
サービス業と建設業をカバーする非製造業ＰＭＩは３月に５４．６、２月は５４．４だった。
今年の２月は春節休暇が全日入り、季節調整はなされているが、本来１月と２月を合算した指数と１２月の指数を比較する必要がある。