キーリゾルフ演習 353特殊作戦部隊とMC130投入 斬首作戦部隊
4月1日、韓国軍は今月中旬から約10日間、沖縄県の嘉手納基地に駐留中の米空軍特殊部隊353特殊作戦飛行大隊とともに韓国で合同特殊戦演習を行うと東亜日報が消息筋の話として次のように報じた。
有事の際、最精鋭特殊部隊を北朝鮮内部に深く速かに侵入させ、指揮部を除去する演習に353特殊作戦飛行大隊が運用する輸送機MC130を2機投入する。
MC130は、北朝鮮内の核およびミサイル基地の占領・破壊、北朝鮮首脳部の逮捕・除去などの作戦を遂行する米軍最精鋭特殊部隊を北朝鮮に投入する時に動員される。
特に昨年9月、米戦略爆撃機B1B(死の白鳥)編隊が公開作戦史上初めて北方限界線(NLL)を越えて北朝鮮の豊渓里核実験場の近くに接近する武力示威をした時も動員された。
世界最強の米空軍の戦力で北朝鮮の防空網を無力化し、最精鋭特殊部隊を投入して首脳部の除去作戦を実施することも可能というメッセージを伝えるための措置だった。
米韓が、南北および米朝首脳会談など対話局面を考慮して、キーリゾルブ演習に空母など投じないことにしたが、首脳部を狙った作戦に使用するMC130を投じたことから、多様な方法を持って非核化交渉に臨むという考えがうかがえる。
韓国国家戦略研究院のキム・テヨン研究員は、「MC130を動員するのは、北朝鮮の実質的な行動変化があるまでは平壌の首脳部を狙った軍事的圧力は継続するというトランプ米政権の強い意志だ」と分析している。
一方、演習には、韓米海兵隊の合同上陸演習などを皮切りに始まったている。全面戦争を仮定して作戦計画を、コンピュータ・シミュレーションを利用して熟達させるキーリゾルブ演習は、23日から南北首脳会談が実施される27日を含め、来月3日まで行われる。
以上、韓国・東亜日報参照
<↓ MC130>