アイコン 「記憶の限り」/もうこっちのもんだ~い愛媛中村時広知事 11月知事選

 

 

もうワインセラーの獣医大学も開校した。おいしい食べ物もワインも喉を通り過ぎた。今治市への補助金も確定している。もうこれ以上多くは望めないし、政府も予算面から面倒見るのも限られている。
そう割り切ったかどうか知らないが、愛媛県の中村知事も政府と距離を置いたようだ。

加計学園の獣医学部新設をめぐって、愛媛県が作成を認めた文書に、県の職員らが当時、総理大臣秘書官だった柳瀬経済産業審議官と面会した記載があることについて、柳瀬氏は「記憶の限りお会いしていない」と述べている。
これについて、愛媛県の中村知事は、「『記憶の限り』という発言はどうなのかと思う」と述べたうえで、県職員が作成した文書の内容を信用する考えを重ねて示したと報道されている。

当書面は関係先の府・省へも送付されているもの、省などへメールしていたら、廃棄やデータを消し込みしたとしても、司法とセキュリタィ部隊の協力で着信文面を回復させることもできるというもの。

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ロッキード事件ではあるまいし、また復活した「記憶にありません。記憶の限り・・・」。
役人は自己防衛のため、業務日誌を書いている。また高官秘書に対して下っ端の秘書が付き、スケジュールをコントロールしている(電子データで残っている。消しても回復させられる)。そうした業務日誌やスケジュール表を出したらすぐわかりそうなものだが、問題発覚によりすぐなんでもかんでも廃棄処分にしたのだろうか。

小泉進次郎筆頭副幹事長は11日、「柳瀬経済産業審議官が、『記憶の限りでは会っていない』というコメントを出したが、理解できない。『記憶の限りでは』という注釈をつけなければいけないんだったら、『会っていない』と言い切れるはずがない。ちょっと考えられない」と批判した。
以上、

切った切られたの役人の世界、情報漏えいは当然のこと。切られた相手を執拗に追い掛け回せば、相手も牙も刃も剥く。
役人の世界ほど、人の商品価値を決定してしまう組織もないだろう。意外と自分の代では事なかれ主義の連中が生き残る世界でもある。

<11月には愛媛県知事選挙/影響は?、刺客は?>
<中村時広愛媛県知事の経歴>

中村時広愛媛県知事:1960年1月生、58歳
親父は元松山市長、本人は幼稚園から生粋の慶応ボーイで三菱商事から政界入り、1887年に愛媛県議会議員(1期)、1993年衆議院議員(1期/日本新党)、1999年から松山市長(無所属/第27・28・29代)、2010年から愛媛県知事(無所属/第17・18代)。
衆議院2期目は日本新党解党により新進党から出馬、自民党の関谷勝嗣議員に敗北している。
政治家浪人時代を2回経験している。今回の発言は、中村時広知事のこうした経歴から発せられているようだ。
11月の愛媛県知事選挙、政府は刺客でも送り込むのだろうか。11月は中村(前)市長の後継者の松山市・野志克仁市長の選挙もあり、共に3期目の選挙となる。
もしも刺客を送り込むならば、豪腕政治家の二階氏が送り込むことになろうか。しかし、愛媛県の国会議員は無派閥2人と細田派2人の構成、二階氏が細打派に支援を求め強引に候補を立て二階派に取り込み、次の国会議員選挙へ向け愛媛県に杭を打ち込みことも考慮されよう。

<愛媛県の国会議員>
愛媛県の自民党有力国会議員には塩崎恭久衆議(無派閥/愛媛1区/元厚労大臣、官房長官)、村上誠一郎(無派閥/今治市含む愛媛2区/元国務大臣)の2人。
村上氏は、今回の3つの問題に対して「最高責任者が責任取らぬのは問題」と発言するなど、派閥のしがらみなく歯に衣着せぬ発言をなしている。

ほか3名は、
山本公一衆議(/谷垣G/愛媛4区/元環境大臣)、
井原巧参議(安倍首相の細田派/愛媛県/党副幹事長)、
山本順三参議(安倍首相の細田派/愛媛県/元国交副大臣)

野党は忖度をドンタクにしたいだろうが、いずれにしろ、忖度であり、安倍首相に関係ないこと。
但し、どっかの大臣は長として責任重大。
二階氏と麻生氏が業務提携したようだが・・・。
 

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[ 2018年4月12日 ]

 

 

 

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