アイコン 3月の中国の自動車販売4.6%増、うち乗用車3.4%増

 

 

中国の乗用車の販売台数はこれまで伸びてきたものの、すでに一巡しており、沿海部では2車以上の購入家庭も多くなっている。これまでのような高い伸び率は、販売台数も多く期待できなくなっている。

日本勢は、先般報じたとおり、ホンダのエンジンリコールで信用失墜したのか▲13%も減少しており、日系車全体も▲5.3%減と押し下げている。
ホンダの日本での最近の姿勢にも問題があり、これまで好調過ぎるほど好調だったことから漫然としていては、今回の中国でのリコールは、どっかの国系販売店の営業トークにも利用され、慎重に対応することが求められる。4月もマイナスが続くようならば、フルモデルチェンジ車や新型車の早期投入も必要になるかと思われる。

韓国勢(現代と起亜)は、昨年3月韓国のTHAAD配備で不買運動に晒され▲52.6%減の7.2万台(16年3月は15.2万台)と激減していた。その反動から今年の3月は35.2%増の9.7万台となったものの、まだ本調子ではない。ただ、現代自は16年秋と17年秋に30万台工場を2つも完成させたが超低操業状態、上昇局面では過度な販売攻勢を仕掛けてくるものと見られる。

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中国の乗用車販売は全体の伸びが落ち着いてきており(17年の乗用車1.4%増)、今後、市場の食い争い時代に突入することから、日本勢は適時なモデルチェンジ車・新型車投入が必要になってくる。

 

3月の中国の自動車販売台数
2018年
3月
1~3月累計
/万台
台数
前年比
1~3月
前年比
セダン
102.65
3.6%
286.22
0.8%
SUV等
114.21
3.2%
323.78
4.1%
乗用車計
216.86
3.4%
610.00
2.5%
商用車計
48.77
10.4%
108.27
4.0%
合計
265.63
4.6%
718.27
2.7%
外資別等属性別(乗用車)/中国生産車
工場出荷台数ベース
民族系
99.62
4.1%
276.41
1.6%
独系
43.18
10.2%
127.70
8.6%
日系
35.86
-5.3%
100.65
4.5%
米系
22.74
-7.6%
66.02
-3.0%
韓系
9.75
35.4%
24.48
-10.4%
仏系
4.17
11.8%
10.36
1.0%
日系車メーカー別(主要4社)
日産
12.29
2.4%
33.61
6.9%
ホンダ
9.75
-13.0%
30.08
-2.3%
トヨタ
11.85
5.4%
32.19
8.7%
マツダ
2.34
-1.0%
7.74
20.2%

 

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[ 2018年4月13日 ]

 

 

 

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