アイコン JA秋田おばこ 破産か解散か全農救済か ▲62億円赤字問題

 

 

米販売高日本一のJA秋田おばこが、約62億円の累積赤字を抱えていることが分かった。
JAは、生産農家からコメを集荷した際に「概算金」として仮の代金を前払いし、販売額が確定した後に精算するが、販売額が概算金を下回っても、多く払った分を回収すべき対応を放置し、赤字が巨額累積した。
同JAの第三者委員会は2日、「状況を長年看過した理事会のガバナンス機能が不十分だった」などとする調査結果を秋田県に報告した。

第三者委がまとめた調査報告書によると、同JAは、上部組織のJA全農あきたを通さずに直接、卸業者と取引する「直接販売」を2004年に始め、間もなく赤字が出始めた。
直接販売の取扱量は徐々に増え、2012年には、全農を通じて販売する分も含めた全体に占める割合が、過去最高の85.3%に達した。
直接販売の取扱量が増えるにつれて赤字額は積み上がり、今年3月末までの累積赤字は約62億8000万円に上っている。

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上部組織のJA全農あきたにJA秋田おばこに対する監査義務があったはずだが、まったく監査が機能していなかったことから、こうした問題が生じている。
 全農が救済するにしても、JA秋田おばこを破産させるか、解散させるしかなく、JA秋田おばこも全農が役員を送り込んでも全員そう入れ替えすべきだろう。改革により返済できる額ではない。

秋田おばこ農業協同組合=JA秋田おばこ
秋田県大仙市佐野町5-5
代表理事組合長:原喜孝
総面積:2,128 k㎡
人口:130,583 人
世帯数:43,932 戸
農家戸数:12,272 戸
主業農家:2,080 戸
準主業農家:3,033 戸
副業的農家:4,817 戸

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[ 2018年5月 3日 ]

 

 

 

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