アイコン 三井物産 3月決算

 

 

同社は当決算で世界経済を次のように分析している。

世界経済は、堅調な消費や投資に支えられ、先進国、新興国共に緩やかな成長が継続した。
米国は、良好な雇用所得環境を背景に個人消費が底堅く推移し、また税制改革による設備投資の押し上げ効果も期待され、当面は景気回復が続くとみられる。

欧州では、消費や投資の拡大により景気は底堅く推移してきたが、企業の景況感も頭打ちとなりつつあり、今後は成長鈍化が予想される。
日本は、雇用環境の改善により個人消費が底堅く推移するほか、オリンピック・パラリンピック関連投資に加え、省力化を中心とした設備投資の増加もあり、緩やかな景気回復が継続するとみられる。

新興国では、中国は安定成長を維持しつつも、過剰な設備や債務の調整などに伴う成長鈍化が予想される。
インドでは物品サービス税導入などの経済改革が進み、今後の成長が期待される。
ブラジルでは消費や投資が持ち直し、緩やかな回復基調が継続するとみられまる。
ロシアは米国等による制裁が続いていることもあり、低成長が続くとみられる。

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世界経済は、今後も緩やかな回復基調を辿るとみられるが、中東を巡る地政学リスクの高まりに加え、一部に成熟感が見られる欧米経済の先行きやFRBの金融引締めによる新興国経済への影響、更には米国の通商政策の動向には、引き続き注意が必要としている。

米国が仕掛ける貿易戦争は世界経済の国や産業に悪影響を及ぼすものと見られるが同社は分析表述していない。
ただ、産業分野別も分析がなされていないが、同社は売上総利益として、主にエネルギーセグメント及び金属資源セグメントで増益となったが、化学品セグメントで減益となったとしており、原油・LNGや資源は好調だが、化学品は低迷しているようだ。

 

三井物産 IFRS方式 
連結/百万円
売上高
税前利益
親社帰属利益
15/3
5,404,930
431,827
306,490
16/3
4,759,694
24,329
-83,410
17/3
4,363,969
460,791
306,136
18/3
4,892,149
544,384
441,302
18期/17期比
12.10%
18.10%
44.20%
19/3期予想
 
 
420,000

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[ 2018年5月 8日 ]

 

 

 

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