三菱自動車 3月決算 業績復活 しかし途上
実質、日産傘下となった三菱自、一昨年の不正燃費データにより経営危機に陥ったが、日産の支援の下、復活を遂げている。しかし、販売網の再生には時間がかかっているようで、営業利益率は不正前の6%台に対し1.5ポイント低下し、まだ途上であることが伺える。
同社の強みであるEVも昔から指摘しているように軽自動車のようなデザインで販売当初から失速したまま、まだフルモデルチェンジもせず販売を続けている。技術だけを日産の新EVに提供することで終わりそうだ。
ゴーン体制下では出る釘は打ち続けられ単なるコマ扱いになることは日産がこれまで立証してきたことでもあろう。
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やはり同社には4W技術を生かした車両作りが求められようか。一昔前は、同社のディーゼル商用車の力強さは他社車を圧倒し、ほとんど値引きもしてもらえなかったが、今はどうなのだろうか。
同社では、珍しくSUVのエクリプスクロスにはデザインにキレがあり人気化している。
軽の売れ筋は日産との共同デザイン作品、しかし、まだ不正データ発覚前の水準には届いていない。軽分野ではホンダN-BOXの牙城をスズキもダイハツも切り崩せずにおり、次回のデイズのフルモデルチェンジに期待するしかないだろう。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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←率
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経常利益
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株主利益
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15/3期
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2,180,728
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135,913
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6.2%
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151,616
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118,170
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16/3期
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2,267,849
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138,377
|
6.1%
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141,027
|
72,575
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17/3期
|
1,906,632
|
5,118
|
0.3%
|
8,944
|
-198,524
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18/3期
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2,192,389
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98,201
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4.5%
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110,127
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107,619
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18期/17期比
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15.0%
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1818.7%
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1131.3%
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19/3期予想
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2,400,000
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110,000
|
4.6%
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125,000
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110,000
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19予想/18実
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9.5%
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12.0%
|
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13.5%
|
2.2%
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[ 2018年5月10日 ]