アイコン マイナスイオンマットレスから発がん性物質ラドン、基準の9倍、韓国「テジンベッド」製など

 

 

韓国では、市販のマットレスから放射性物質のラドンが検出された問題を受け、メーカーのテジンベッドは21日、商品を1ヶ月以内に全て回収すると発表した。
ラドンは世界保健機関(WHO)から発がん物質に指定されている放射性物質で、無味無臭の気体の形で存在する。

先日テジンベッドが販売するマットレスから年間許容値の9倍を上回る放射線が検出されたことが分かり、国民に衝撃を与えている。
そのためテジンベッドは問題のマットレスについて早期の廃棄に乗り出し、また韓国政府はラドンから発生するマイナスイオン物質(モナザイト)を使ったマットレスが他社にないか、現在確認作業を進めている。

 韓国原子力安全委員会は21日「最近になって安全基準値を超過することが分かった7種のモデルについて回収命令を出した。残りの17種についても引き続き調査を行い、危険が確認された場合は全て回収命令を出す計画」と発表した。

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政府の方針を受け、テジンベッドはユーザーからの申し出のあった分から商品回収を始めた。原子力安全委員会は回収されたマットレスを全て廃棄する方針だが、委員会によると、回収の対象となるマットレスは最大で8万6000枚以上になる見通しだという。

また、今回問題となった「マイナスイオン発生物質」を使った66のメーカーを委員会が調査したところ、生活用品メーカーが11社、工業用製品メーカーが3社で、そのほか実験や研究用は17社、輸出メーカー8社、その他(廃業など)は27社だった。
委員会は「これらのメーカーの製品について放射線を測定し、関係部処(省庁)と合同で回収など追加の対応に乗り出したい」との方針を明らかにした。
以上、韓国紙参照

リン酸塩鉱物のモナズ石=モナザイトにはセリウムやトリウム・ウランを含む場合がある。ラドンを含むとはみなされていない。ただ、半減期の長いラドンはウラン系列に属する。
なお、日本のアマゾンを覗くと「マイナスイオン発生マットレス」が大量に販売されている。放射線の検査がなされていればよいが・・・。日本の寝具メーカーが韓国勢にOEM生産させている可能性もある。
 

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[ 2018年5月22日 ]

 

 

 

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