アイコン 米海軍 SM6搭載のイージス艦「ミリアス」を横須賀に投入

 

 

米海軍は22日、最新のミサイル防衛能力を備えるイージス艦「ミリアス」を横須賀基地に追加配備した。
トランプ米政権は、北朝鮮の非核化に向けてあらゆる選択肢を排除しない方針を示しており、初の米朝首脳会談の開催が3週間後(6月12日シンガポール)に迫る中での戦力増強となる。
ミリアスが加わった第15駆逐隊のジョナサン・ダフィ司令官は声明で、「インド・太平洋地域における我々の任務にとって、必要不可欠な力となる」と表明した。(太平洋軍は、インド・太平洋を守備範囲に変更されている)

1996年就役のミリアスは、船体は改修によって最新の戦闘システムを搭載している。
低空で飛来する巡航ミサイルを迎撃可能な新型ミサイル「SM6」(=RIM-174スタンダードERAM)を発射できるほか、敵の位置情報を航空機や艦艇と瞬時に共有する「共同交戦能力」を持つ。
横須賀基地配備の最新鋭のイージス艦は「ベンフォード」、「バリー」に続いて3隻となった。
以上、
「ミリアス」の投入は、2隻のイージス艦が衝突して修理中であり、それを補うため投入されているものと見られる。

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2017年6月17日、横須賀母港とする第7艦隊の米イージス駆逐艦「フィッツジェラルド」はフィリピン船籍のコンテナ船と伊豆半島沖で衝突・右舷の艦長室が大破、宿直室が浸水、乗組員7人が死亡。
2017年8月21日、横須賀母港の米イージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」が、シンガポール沖ノマラッカ海峡でタンカーと衝突、乗組員10人が死亡した。

追、共和党上院軍事委員会委員長のマケイン議員の父親(太平洋軍司令官)から命名されたイージス艦ジョン・S・マケイン、その息子マケイン上院議員は末期がん、自らの葬儀にはトランプ大統領の出席を事前に拒否表明している。トランプはマケイン議員に対して真のベトナム戦士ではないと述べていたことがあった。マケイン議員はベトナム戦争で捕虜になり5年半にわたり収容され拷問を受けていた。
韓国文大統領は、昨年5月就任早々、米上院軍事委員長のマケイン議員が訪韓したいと韓国政府に申し入れたが、韓国政府が申し入れを放置し、マケイン氏側は返事のない韓国へは行かない発表した。訪韓予定の5月末には、文大統領はインドネシアのメガワティ元大統領(ジョコウ現大統領の親分/中国派)と食事を共にするなど長時間会い、金正恩と会談するための仲立ちをするよう要請、メガワティは快諾するも、その返事は韓国側にもたらされなかった。

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亀裂が入り運搬船に乗せられ横須賀に運ばれる米イージス駆逐艦「ジョン・S・マケイン」

 

RIM-174 ERAM
 Standard SM-6
種類
艦対空ミサイル
原開発国
アメリカ合衆国
運用
配備期間
2011年
配備先
 アメリカ海軍
 オーストラリア海軍[1]
開発
製造業者
レイセオン社
製造期間
2009 -
諸元
重量
3,300 lbs (1500 kg)
全長
21 ft 6 in (6.55 m)
直径
21 in (0.53 m) max.
弾頭
爆破破砕弾頭
信管
レーダー・接触信管
エンジン
デュアル・スラスト固体燃料ロケット
翼幅
61.8 in (1.57 m)
最大高度
> 110,000 ft (33,000 m)
射程
約170km
誘導方式
慣性誘導、アクティブ・レーダー・ホーミング、セミ・アクティブ・レーダー・ホーミング
発射
水上艦
プラットフォーム
 
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[ 2018年5月23日 ]

 

 

 

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