同社は慶大開発の画像センシング技術を応用した成人用非接触呼吸情報収集・分析装置、新生児用非接触呼吸情報収集・分析装置、光学的喉頭器官運動分析装置など高齢者や新生児用などの医療、介護システム機器など医療福祉機器の開発を行っていた。厚労省認定商品の非接触・無拘束ベッド見守り装置「ＯＷＬＳＩＧＨＴ」を市場投入していた。

しかし、販売網の構築がなされておらず売れず、開発費用に予算を消化してきたことから、債務超過に陥るなか、今年３月に（株）福老に社名変更にして会社分割による経営体制の変更を行おうとしたがまとまらず、今回の事態に至った。

同社の資本金は６億７,５６０万円、負債額約４億５千万円、これまでに開発などに１０億円以上を費消、６億７,５６０万円を食ってしまい債務超過になっていた。