あっちで94,5%こっちでは70%!日立造船の苦悩
宇佐・高田・国東広域組合(大分県)が発注した広域ごみ処理施設はすったもんだの末、平成28年4月(2016年)、結局は日立造船1社で入札が行われた。
大方の予想は荏原環境プラントが優勢とみられていたが、諸々の情報や怪文書が組合に届くなど、異様な入札となっていた。しかし、土壇場になって荏原環境プラントグループが辞退し、日立造船グループに参加の1社が「官製談合、暴力団による圧力があった」と訴えだし、入札は一時停止されていた。2017年2月、第三者委員会による半年以上の調査結果は「シロ」と出たが、関係者の間で飛び交ったのはやはり「黒に極めて近いグレー」という見解だった。
DBO方式で予定価格の243億円に対して落札価格は229億円、落札率は94.5パーセントだった。
日立造船グループは1年半も待たされた挙句、今年(2018年2月19日)に高すぎるという理由で組合議会に否決されている。
https://www.asahi.com/articles/ASL2M2W0WL2MTPJB002.html
結局、建設計画は白紙になっている。
しかし、今年、4月13日、日立造船はお隣の菊池環境保全センターを予定価格(257億円)の70%(180億円)で落札している。
同種の施設の宇佐・高田・国東広域組合は94、5%である。
菊池環境保全センターは70%である。
こうして考えると宇佐・高田・国東広域組合が高いとして否決したことは宇佐神宮の御神託だったという関係者の声も尤もに聞こえてくる。
https://blog.goo.ne.jp/kumamotoreport/e/38364f5c42241a4a8fe6a8703c20c15a
菊池の70%は宇佐よりも24、5%も安い、こちらも菊池神社の御宣託なんだろうか。