アイコン 郵便不正被害6億円 郵便局元課長・ティーティーオー元役員ら7人逮捕

 

 

神奈川・茨城の県警は21日、ダイレクトメール(DM)の発送料金を安くした見返りに、DM発送代理業者のティーティーオー(東京都銀座)から接待を受けていたとして、日本郵便法違反(加重収賄)の容疑で、茨城県の土浦郵便局の元課長の田中則男容疑者(61)と筑波学園郵便局元課長の八尾敏男容疑者(46)を逮捕した。それぞれ数十万円の接待を受けていたという。

また、同法違反(贈賄)容疑で、ティーティーオーの元役員の塚原孝則容疑者(42)ら5人も逮捕した。日本郵便の損害は一昨年だけで6億円に上ると見られている。

警察は、容疑を裏付けるため、郵便局などに加え、21日夜、東京・霞が関にある日本郵便本社を捜索した。
ダイレクトメール不正発送では、今年2月、横浜市の青葉郵便局の元部長の長谷川彰容疑者(52)も今回と同じ「ティーティーオー」に便宜を図った見返りに接待を受けたとして加重収賄などの罪で起訴されていて、警察は相次ぐ不正の実態や、癒着を深めた経緯を調べることにしている。
以上、報道参照

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DM発送代行業のティーティーオー(TTO、東京都中央区)は2017年3月8日、オーケーティー(OKT、大阪府吹田市)、中央物流システム(大阪市此花区)の2社を吸収合併すると公告していた。

同社は、郵便局幹部職員を抱き込み、郵便不正でボロ儲かりするルートを各地に確立し、ゴルフ事業やレストラン事業に手を出すなどしていたが、さらに大阪でも同じ手口でボロ儲かりする手はずだったようだ。

警察は、神奈川の青葉郵便局事件で、ティーティーオーを家宅捜索しており、その押収書類から、取引郵便局を調べ上げ、今回、芋つり式に不正郵便局が判明し、その不成行為者を逮捕したのだろう。まだ取引していた不正郵便局が、大阪辺りにもあるのかもしれない。

郵便局職員は準公務員扱い、一度業者からキャバクラなどで接待を受ければ、収賄罪に問われることから、また、業者から密告するぞと脅される可能性もあり、不正から抜け出せなくなる。
業者とのこうした付き合いは、結局、身を滅ぼす。

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[ 2018年6月22日 ]

 

 

 

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