アイコン テスラ中国上海進出 50万台の生産工場建設へ

 

 

米テスラ・モーターズは、中国の上海にアメリカ国外では初となる工場を建設することで、地元当局と合意した。

テスラと上海当局の発表文によると、新工場は研究開発や生産、販売の拠点と位置付けられ、年間50万台の電気自動車の生産を目指す。
テスラが、アメリカ国外に工場を建設するのは初めて。

世界最大の自動車市場である中国において、電気自動車部門は急成長していて、テスラにとって重要な市場であるほか、中国側が海外の自動車メーカーの出資規制を撤廃したことも工場建設への追い風となった。

また、中国がアメリカから輸入する自動車の関税を引き上げた影響で、テスラは中国での販売価格を平均2割引き上げていて、現地生産を進めることで貿易摩擦のリスクを回避する狙いがある。

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テスラは、すべてがイーロン・マスクの個人会社の域から、テスラ・モデル3では、いつまでたっても量産できず、じきじきに現場でヒステリーを連発させ、やっと今7月、目標の週5千台の生産に漕ぎ着けたばかり。しかし、まだ、生産が完全に軌道に乗ったとはいえない。
それでも上海に進出するというのがイーロン・マスクであり、そのオーナー色とスピード感は追随を許さない。

イーロン・マスクはもともと南アフリカ人、米国では無国籍白人に近い存在、米トランプの政策に真っ向から反対している。
会社はシリコンバレーに置いており、トランプと政策を異にするカルフォルニア州パロアルトであり、何を言っても、トランプをいくら怒らせても影響は少ない。
トランプにしても、海外に工場移転するというハーレーに対して激怒したようなこともないだろう。

また、イーロン・マスクは、スペースX社を率いており、NASAと共同して打上用ロケット部分を回収して再利用するなど、大幅コスト削減に成功させるなど、前代未聞の制御技術を確立し、NASAがロケット開発を民間委託した現在、米国の宇宙開発になくてはならない存在にまで急成長させている。
ただ、テスラ・モーターズでもスペースXにしろ、イーロン・マスクが絶対的な開発者として動いており、イーロン・マスクがコケたら、皆コケタ状態となる。HNAの王健の例もある。
ただ、知財については中国政府の脅しに乗ったり、舐められたりするような人物ではない。

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[ 2018年7月11日 ]

 

 

 

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