アイコン 空前の利益のフェイスブック 株価一時24%の暴落 下半期・来期伸び鈍化+経費増

 

 

米フェイスブックが25日に発表した2018年4~6月期決算は、売上高は前年同期比約42%増の132億3100万ドル(約1兆4600億円)、純利益は同31%増の51億600万ドル(約5600億円)。モバイル広告が伸び、増収増益で、最高益を更新した。

しかし、今年下半期に売上高の伸びが鈍化し、来年は費用の伸びが売上高の伸びを上回るとの見通しを示した。
第2・四半期決算(6月30日まで)では、月間アクティブユーザー数(MAU)と売上高が予想を下回った。

利用者情報問題の影響を巡る懸念から、株価は引け後の取引で24%急落し、時価総額は2時間弱で約1500億ドル消失した。

第2・四半期の費用は前年比50%増の74億ドル。フェイスブックは情報流出問題を受けた対応や利用者による投稿の管理強化でコストが増大すると警告していた。

主力サービス「フェイスブック」のデイリーアクティブユーザー数(DAU)とMAUの伸びは11%増で、第1・四半期の13%から鈍化した。

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今年5月、欧州域外への個人データの持ち出しを原則禁じるGDPRが施行された影響で、欧州での月間の利用者数は約3億7600万人と、1~3月期から約100万人減少した。欧州で利用者が減少に転じたのは12年の上場来初めて。
ただ、インドなどの途上国では利用者数を伸ばしており、全世界の利用者数は前年同期比11%増の約22億3400万人だった。

デビッド・ウェーナー最高財務責任者(CFO)は「総売上高の伸びは2018年下半期も鈍化が続く見通しで、第3・四半期と第4・四半期の伸び率低下幅はそれぞれ前期比で1桁台後半になるだろう」と述べた。

また、セキュリティーやマーケティングなどへの投資により、費用は前年比で50~60%増加するとの見通しを示し、「向こう数年間、営業利益率は30%台半ばになる見込みだ」と述べた。第2・四半期の営業利益率は44%と、前年同期の47%から低下した。

こうしたことを受け、26日のNY市場での株価は一時、前日比で24%下落したが、終値は▲18.9%安、▲41.24ドル安の176.26ドルとなった。

利用者の個人情報をかつてに売り捌いていたことが米議会で大問題となっている。まだ完全には沈静化していない。結構、嘘つく会社のようだ。

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[ 2018年7月27日 ]

 

 

 

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