スルガ銀行 シェアハウス関連不正融資は元専務の指示だった
スマートデイズなどシェアハウス投資を巡るスルガ銀行のずさん融資問題で、外部弁護士の第三者委員会が月内にまとめる調査報告書の概要が7日分かったと報道されている。
元専務執行役員が、過去最高益の更新に固執し、営業部門責任者として融資拡大を主導。預金残高の水増しなどで審査基準をクリアする仕組みを構築し無条件に承認させていた。
取締役会は審査書類改ざんなど不適切な融資の横行を防げず、多額の損失を招いた。企業統治は機能不全に陥っていた。
第三者委は、不適切融資の法的問題を含め経営責任を追及する。
30年以上トップに君臨してきた岡野光喜会長の進退に発展するのは必至。
以上、
同行は長い間、リスク融資を得意としており、おかしいと思った役員は山といたことだろう。そうした出先にいた支店長らが、役員にもなっている。
利益と焦げ付いた未回収分との関係で利益が大きく、何も言えなかったのが真相だろう。
同行は以前から、市中の企業金融業者のスポンサーや市中金融業者並みの不動産担保融資を積極的に行い、こうしたリスク融資により高い利率での貸付で収益率トップを誇り、業績を伸ばしてきたことは金融業界にあって、知らぬ銀行はないだろう。当然、銀行を検査する金融庁や日銀は知っていたはずだ。
(日銀の大金融緩和とマイナス金利下、金融庁が、銀行がこのままでは不動産投資関係融資がサブプライムローン化すると昨春から騒ぎ始め、スルガ銀行がスマートデイズ破綻で、不正融資が表面化し、格好の餌食になったのだろう)
それより、スマートデイズに朝鮮総連系のハナ信組が26億円焦げ付いている方が、注目されよう。
ハナ信用組合は、経営破綻した朝銀東京信用組合・朝銀千葉信用組合・朝銀新潟信用組合・朝銀長野信用組合・朝銀関東信用組合の各朝銀信用組合の事業を譲り受けることを目的として、2002年3月20日に設立され、同年12月30日に開業した。事業再生に際し、約4,000億円の公的資金が投入された。
ハナ信組は朝鮮総連系の人物が介在しないと融資しないはずだが・・・