アイコン マレーシア新幹線、正式に無期延期/マハティール新政権  政治で動く受注

 

 

マレーシアは政府系投資ファンド1MDで数千億円の使途不明金が生じており、うち7億ドルが前ナジブ首相に渡った(サウジ王家からナジブの個人口座に振り込まれた)とされている。
国際刑事警察ICPOでも聖域のサウジ王家が絡み調査は難航。IMDではナジブ首相や一族の関連企業に総額45億ドル(約5000億円)が流出した疑惑が持たれている。
ナジブ首相の指南役だった華僑は数十億円持ち、中国に逃げている。

<マレーシア新幹線>
日本や中国の企業などが激しく受注を争ってきたマレーシアとシンガポール間の高速鉄道の建設計画について、マレーシアのアズミン経済相はシンガポール側と延期することで合意したと明らかにした。
マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画を巡っては日本や中国の企業などが激しく受注を争ってきたが、マレーシアのマハティール首相は国の財政悪化を踏まえて延期する意向を示し、両国間で協議が進められていた。
これについてマレーシアのアズミン経済相は3日、地元の記者団に対しシンガポール側と計画を延期することで合意したと明らかにした。

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一方、現地メディアの報道によると、延期の具体的な期間については、「シンガポール側と費用削減の方法を協議する」と述べるにとどめたという。
日本は官民をあげてこの高速鉄道の建設の受注を目指していて、今後、両国の協議でどのような方針が示されるのか注目されていた。
以上、

日本政府と企業がいくら動いても、現実、IMD問題によりナジブ首相を相手にしている先進国は日本だけ。四面楚歌のナジブ首相自らが中国に急接近して、海軍の合同演習を行うなど、新幹線も中国に勝ち目はなかった(マレーシアには多くの日本企業が進出している)。

インドネシア新幹線にしても、日本有利だったもののインドネシアで政権交代、中国に近いメガワティ元首相が率いる闘争民主党のジョコ氏が大統領になり、新政権のメガワティ一派と中国が裏工作して中国が受注したもの。中国から巨額の謝礼がメガワティ一一派にもたらされたものと見られる。日本政府は前政権のユドヨノ大統領と親しく、タイの大洪水や政変もあり、多くの企業がインドネシアに進出していた。

オーストラリアからの潜水艦の受注も日本が確実視されたものの、豪自由党内の抗争で、安倍首相と親しいアボット首相が破れ、ターンブル新首相になった。日本はターンブル新首相に脈はなく、潜水艦をフランスに持っていかれた。
そのターンブル首相も党内抗争に破れ、今年8月からモリソン首相となっている。
しかし、中国との関係ではアボット首相はとことん緩く、ターンブル首相が中国関係を引き締め、今では中国政府が豪政府に対して怒りっぱなしとなっている。

 

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[ 2018年9月 4日 ]

 

 

 

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