スズキ 中国から撤退 売れず シェア5割のインドに集中
スズキは、中国の自動車メーカーとの提携を解消し、20年以上続けてきた中国での現地生産から撤退することを正式に発表した。
今後は、高いシェアをもつインドでの生産や販売に経営資源を集中させる方針。
発表によるとスズキは、合弁相手の中国・重慶市の自動車メーカー「長安自動車」と提携を解消することで4日合意したという。
中国では経済成長に伴って高級車や大型車の人気が高まっていて、スズキが手がける小型車の販売が伸び悩んでいたことや、来年から自動車メーカーに一定の生産が義務づけられる電気自動車の開発で出遅れていたことが撤退を決めた理由だとしている。
スズキでは、今後も中国で一部の車種の販売は続けるとしているが、高いシェアをもつインドでの生産や販売に経営資源を集中させる方針。
以上、
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中国では来年から環境車(EV+PHV+FCV)の販売が自動車メーカーに義務付けられる。2019年は販売台数の10%、20年は販売台数の12%。
未達部分は高額なペナルティが課せられ、そのペナルティ資金が、EVメーカーなどに還元される。これまで、中国政府はEV用バッテリー搭載車に対して高額な補助金を出しており、こうした義務付けで補助金はペナルティ資金により代替され政府支出は大幅に減少する。
なお、スズキは2012年にアメリカからも撤退している。
インド市場の販売台数
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2018年
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Mスズキ
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総数
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7月
|
154,150
|
290,960
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6月
|
135,662
|
273,759
|
5月
|
163,200
|
301,238
|
4月
|
164,978
|
298,504
|
3月
|
148,582
|
300,722
|
2月
|
137,900
|
275,329
|
1月
|
139,189
|
285,477
|
|
1,043,661
|
2,025,989
|
伸び率
|
15.3%
|
(←前年比)
|
シェア
|
51.5%
|
|
・乗用車
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[ 2018年9月 5日 ]