9月の南北首脳会談 延期の可能性も MERSしだい
今月18日から2泊3日間、平壌で首脳会談が予定されている。
一方、韓国で発生したMERS(中東呼吸器症候群)の対策がすでに後手に回っていることが判明している。
韓国政府は9日、ソウル市内に住む60代男性が中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)に感染したことが分かり、濃厚接触者の隔離措置を取り始めた。
男性は7日にクウェート出張から帰国、8日に感染が確認され、前回の感染拡大の教訓から、男性と濃厚接触が確認された家族や空港関係者など22人については、自宅隔離させ、出国制限措置をとったと完全防御体制を敷いたと見られていた。
しかし、・・・
韓国疾病管理本部は10日午後、「(飛行機内など密接な接触ではない)『日常接触者』に分類される外国人115人のうち、65人は把握できたが、残りの50人とはまだ連絡が取れていない状況」と説明したと朝鮮日報が報じた。
飛行機、空港などでMERS患者と接触しているにもかかわらず、韓国を訪問した外国人50人について十分な管理・対応ができていなかった。
疾病管理本部は、感染者が帰国して搭乗したリムジンタクシーを後から利用した客も含め、関係部署と協力して連絡先の把握を進めているという。
以上、
北朝鮮では、金委員長に何かあったら大変だと疫病に対して非常に敏感であり、すでに決定している文大統領の北朝鮮訪問、大勢の政府関係者や記者団を引き連れ訪問することから実現するか注目されている。
MERSコロナウイルスに感染した人の発病までの潜伏期間は2日~14日間とされている。
排泄物での感染が多いが、息での感染もあり、マスクをした状態で2メートル圏内は要注意とされている。
韓国では2015年6月にMERSが大流行した。
政府の対応に問題があり、感染者が入院していた病院名を公開しなかったため、病院への見舞い客やほかの患者などが感染して感染者が急拡大、180人以上が感染し、38人が死亡した。
韓国は日本からの観光客が急増している。
韓国や韓国料理番組を取り上げる民放番組も多くなり、中止していたNHKの韓流ドラマの放映も再開されている。K-POPPの人たちも日本を海外進出の試金石とし、大勢の日本人ファンも付いている。そうしたことから、今年に入り、日本からの旅行者が急増している。
ただ、現在、MERSの問題があることから、死亡率も高くできるだけ旅行を、しばらく控えるのが妥当かと見られる。
発病者でも熱は37.5度くらいまでしか上がらず、空港のサーモチェックでも引っかかりにくいという。