アイコン 新製品 山形大とネクスコ・Eが有機EL標示板開発 超薄・超軽量

 

 

山形大学工学部は12日、同大学術研究院の硯里善幸准教授と佐合益幸技術専門職員が、高速道路のネクスコ・エンジニアリング東北と共同で、超薄型・軽量の有機EL表示器を開発したと発表した。
硯里准教授によると、一般的な発光ダイオード(LED)表示器と比べ、薄さで7分の1、重さで8分の1までコンパクト化できたという。

駅などに設置された表示文字が「流れる」電光掲示板はLEDが主流。硯里准教授らは有機ELを使った次世代型表示板の可能性を探っていた。
試行錯誤の末、照明メーカーが開発した1.5センチ四方の有機ELパネルを縦横8枚ずつ計64枚敷き詰め、一枚一枚の点滅が組み合わさって文字を表現する。「敷き詰めるパネルの数は『文字として読める』ことを重視した」と語っている。

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最大の特徴は、その薄さで、厚さは0.8ミリ、一般的に普及している小型のLEDでも厚さ1ミリの壁は突破できないという。重さも1平方メートル当たり1.1キロと軽量。硯里准教授が調査した範囲では、最も小さいLEDだと同じく1平方メートル当たり8.4キロで8分の1の軽さとなる。壁に張ることも可能。

2010年の山形新聞記事
「オーガニックライティング」

次世代照明器具開発・製造の山形大学発ベンチャー、オーガニックライティング(OLC、山形県米沢市、後藤芳英社長)は有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルを使った照明器具を開発した。
「薄い」「軽量」「面発光」という有機ELの特長を生かしたデザインに仕上げた。当面は高級飲食店やホテル、宝飾店など商業施設向け需要を見込み、今秋以降、本格的に売り込む。
開発したのは「EL―Horizontal 7」(仮称)。長さ150センチ、幅25センチの透明アクリル樹脂に約15センチ角の有機ELパネルをほぼ等間隔に7枚並べたデザインで、突起部を除いた厚さは1.5センチ程度。
「まるで7枚の発光パネルが空中に浮かんでいる」ようなイメージを狙ったという。
 リモコン式で、明るさを無段階で変えられる調光機能付き。さまざまな点滅パターンのほか、ロウソクや行灯(あんどん)のような「ゆらぎ」モードなどのプログラムも可能。レストランやホテルなどで導入すれば店内ムードを高める光の演出効果が期待できそうだ。
以上、山形新聞参照

ルミオテック(株主:ブイ・テクノロジー)
2011年1月に世界初の量産製品としての有機ELパネルを発売。
現在の主要ラインナップは正方形3種類(145ミリメートル×145ミリメートル、97.6ミリメートル×97.6ミリメートル、44.7ミリメートル×46.7ミリメートル)・短冊形1種類(287ミリメートル×74ミリメートル)で、それぞれについて電球色(~3,000K)・白色(4,000K)・昼白色(~5,000K)を取り揃えている。
最新のP09及びP11シリーズは、5,000cd/m2での高輝度発光(全光束約250lm、145ミリメートル×145ミリメートルサイズ)、寿命30,000Hr.以上(LT70、3,000cd/m2)を誇り、世界最高レベルの性能を達成している。
当社のパネルはいずれも面内均質性が高く、ムラのない灯かりが大きな特長。
今後も開発を進め、新しい灯かりの可能性を切り拓いていくとしている。

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[ 2018年9月13日 ]

 

 

 

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