アイコン 追報:久栄漁業(株)(青森)/破産開始決定 負債30億円

 

 

明治年間創業の底引き網・イカ釣漁の久栄漁業(株)(青森県八戸市湊町字大沢52-3、代表:栁谷俊一)は9月10日、青森地裁八戸支部において、破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人には、小野晶子弁護士(電話0178-43-1425)が選任されている。

負債額は約30億円。

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同社は明治20年創業の底引き網・イカ釣漁の漁業会社。地元業界老舗で平成3年12月期には約15億円の売上高を計上していた。しかし、近年は中国や韓国・北朝鮮の漁船団が流し網で根こそぎ漁をすることから不漁が続き、平成28年期には4億円台の売上高まで減少、漁船取得にかかわる借入金が重く経営に圧し掛かり、最近は天候不順により漁へ出る日数も限られ、資金繰りにも行き詰まり今回の事態に至った。

以上、

日本の漁業環境は何処も同じようなもの、養殖に転じてもアベノミクス政策による共稼ぎ世帯の急増で、料理が面倒くさい消費者の魚離れも深刻、不漁で魚価は高くなるもののさらに売れない事態に陥っている。今後は燃料も高騰しており漁船の経費も負担が多くなる。

日本人なら魚も食べよう。

 

既報記事
久栄漁業(株)(青森)/自己破産へ

同社は明治40年創業の老舗の漁業者。同社は、以前は6船所有していたが水産資源の減少から慢性的な不漁が続き、最近では3隻で操業していた。しかし、それでも不漁、赤字が続き、今般の事態に至った。

 

 

 

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[ 2018年9月20日 ]

 

 

 

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