アイコン モルディブ 親中派政権敗北 だが既に借款の漬物状態 結果受け入れない可能性も

 

 

インド洋の楽園モルディブで23日実施された大統領選で、野党統一候補のソリ氏は24日、「国民の意思を受け入れ、円滑に政権を移譲するようヤミーン氏に呼び掛けたい」と述べ、勝利宣言を行った。
親中派の現職ヤミーン氏との一騎打ちを制する見通しとなった。

最大野党モルディブ人民主党(MDP)出身のベテラン議員ソリ氏は、政敵や支持者を次々と拘束するといったヤミーン氏の強権政治を批判。

主要な政敵は「亡命したか収監されたかどちらか」(AFP通信)という中、選挙戦で国民に「変革」を訴えた。

ソリ氏はまた、ヤミーン氏が中国政府が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」の枠組みを生かして大規模な国土開発を進める一方、国内総生産(GDP)の4分の1超に当たる対中債務を抱え込んだことを懸念。
中国一辺倒でなく、域内大国のインドや欧米諸国との関係も重視する考えを示した。
法律は、選管が投票日から7日以内に公式結果を発表するよう定めている。
ソリ氏は選挙戦中、ヤミーン政権が結果を不正操作する可能性を「大変憂慮している」と語っており、今後はヤミーン氏が結果を受け入れるかどうかが焦点となる。
以上、

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前回選挙利前例
2013年の大統領選挙では、前年に大統領を辞任したナシードがアブドゥラ・ヤミーンと争った。選挙はナシードが勝利するが最高裁判所の判断で選挙結果は無効とされ、再度行われた投票では51.3%を獲得し、ヤミーンがナシードを破り大統領に当選した。
ヤミーン就任直後からナシードやガユームなど野党有力者を相次いで逮捕するなど、強権的な手法で反対派を押さえ込んでいる。

2018年2月1日、最高裁判所は政治犯9人の釈放と、議員資格が停止中の野党議員ら12人の復権命令を発令した。
しかし、これをヤミーン大統領が拒否し、抗議活動が活発になったため2月5日には15日間の非常事態宣言を発令した。その後、6日に最高裁は命令を撤回した。
以上、

今回のヤミーン現大統領が選挙管理委員会を動かし勝利宣言を出すか、最高裁にソリ氏当選無効を宣言させる可能性がある。当然、背後には中国政府が浸透している。
中国は超距離橋など大規模インフラ投資を行い、大量の労働者を中国から送り込むとともに、大量の観光客を送り込み、企業も進出させており、中国が撤退すれば、これまでのような経済は設立しなくなる。そのため「折衷」としてスリランカのようになるだろう。

<スリランカの場合>
モルディブから北東約800キロに位置するインド南のスリランカも親中政権が全土でインフラ整備を中国からの借款で行い借金の漬物状態。
親中政権は交代したが、新政権は借金に身動きとれず、中国の意のままに、中国が借款で再開発した港湾を中国が99年間賃貸し、返済額を減らしている。さらに、中国が開発した南部の空港も99年間賃借の可能性が出てきている。

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[ 2018年9月25日 ]

 

 

 

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