アイコン 大胆不敵 下野市のメタビッツ銅50トン盗難  5月には55トンも盗み出す

 

 

栃木県警下野署は26日、下野市下坪山の金属リサイクル会社メタビッツの工場で、敷地内に置かれた銅約50トン(約3375万円相当)が盗まれたと発表した。21日午後5時頃から25日午前8時頃にかけて被害に遭ったとみられ、工場内の防犯ビデオの映像には22日夜、銅の入った袋を運ぶ不審な男たちの姿が映っていた。
同署は、グループによる販売目的の窃盗事件として捜査している。

 発表などによると、盗まれたのは電線の皮膜を剥がして細切れにした「銅ナゲット」。工場は高さ約4メートルの金属塀に囲まれ、銅ナゲットは取引先に出荷するためドラム缶や袋に詰めて保管していた。25日午前8時頃に出社した社員が盗まれたのに気づき、警備会社を通じて110番した。工場は21日午後5時頃から25日朝まで無人だったという。
 リサイクル会社によると、防犯ビデオ映像には22日午後8時過ぎ、複数の男が銅を運ぶ様子が記録されていたほか、その約1週間前にも下見中とみられる男の姿が映っていた。工場にあったフォークリフトを使った形跡もあったという。

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 販売目的とみられる銅の窃盗事件はここ数年、全国で相次いでいる。背景には、銅の高値安定があるという。
 一般社団法人「日本銅センター」(東京)によると、銅の価格は2008年のリーマンショック後に1キロ400~500円まで落ち込んだが、現在は1キロ700円前後となっている。
 同センターは「中国、インドなどで銅を含めた素材の需要が多く、価格を引き上げている。鉄やアルミより高値がつくため、狙われるのではないか」としている。
以上、

<静岡でも5月>
静岡南署は(2018年)5月29日、静岡市駿河区豊田3の金属回収リサイクル会社「坂部商事」で、倉庫に置いてあった銅スクラップの塊計約55トン(約4000万円相当)が盗まれたと発表した。
28日午前7時ごろ、同社の従業員が見つけ、近くの交番に届け出て、署が捜査している。
銅スクラップは縦60センチ、横40センチ、高さ20センチの大きさにプレスされ、数個ずつ束ねて立方体の塊にして倉庫内に積まれていた。
来月出荷予定で、倉庫の鉄製の壁に穴が開けられていた。倉庫内に置いてあったフォークリフトを使って運び出したとみられるという。
盗難の一部始終を監視カメラが捉えていたが、顔や人物像を断定するまではいたらなかった。

当事案では、報道番組が追跡し、大阪府内の銅の問屋筋に売却の打診があったが、出所が不明だったことから購入しなかったという。

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[ 2018年9月28日 ]

 

 

 

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