アイコン どうぞ沖縄に台風一過の青空が見えますように

 

 

沖縄県知事選挙(開票終了)

玉城デニー(58歳)39万3997票 得票率55、1%

佐喜眞 淳(54歳)31万4527票 得票率43、9% 

兼島 俊(40歳)3174票 得票率 0,5%

渡口 初美(83歳)2961票 得票率 0,5%

台風24号の被害も心配されていますが、沖縄県知事選挙の結果も注目されておりました。

結果は玉城デニー氏が大差で当選するという極めて残念な結果に終わりましたが、これで沖縄が終わったわけではありません。

デニー氏の当選で普天間基地の辺野古移設中止、普天間基地の固定化を心配する声も聞こえてきます、たしかに辺野古移設反対派の勢いは増すでしょうが、政府は普天間基地の危険性の除去を粛々と最優先することでしょう。

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4年前の知事選挙と単純に比較すれば、オール沖縄の翁長氏の360,820票に対して、後継者として立候補したデニー氏は393,997票、デニー氏の知名度の浸透と、弔い合戦が功を奏した結果でしょう。約3万3千票上乗せしております。

保守(自・公・維・希)の佐喜眞 淳は314,527でしたが、前回の仲井真氏の261,076票に約5万票上乗せしたわけですから、これはこれで評価できると思います。

デニー氏に偏った沖縄2紙や沖縄メディアの偏向報道を考えると、佐喜眞氏の健闘は大いに評価できます。

沖縄の台風被害も心配ですが、これからのデニー沖縄県政は政府との対立で波乱含み、台風一過のこれからが心配です。

農と島のありんくりん
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-1b80.html

移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

どうぞ沖縄に台風一過の青空が見えますように

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沖縄に台風が上陸しています。被害が心配です。

よりによってこんな嵐の日に沖縄の未来をかけた選挙が行われます。なにか暗示的ですらあります。

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もっとも日曜の投票日には抜けている可能性もありますから、どうぞ台風一過の青空が見えますように。

もうここまで来ると、あまり言うことはありません。皆様の良識を信じるだけです。

ひとことだけつけ加えます。

そもそも知事ってなんのためにいるんでしょうか?

私は県民の生活や経済をよくするためにいるんだと思っています。県民の暮らしを無視して政治闘争に明け暮れていたら、なにも生まれません。

県民は知事に、半永久的に反基地闘争なんかやってもらうことを頼んだわけではないのです。

知事にはできることとできないことがあります。実は基地問題は安全保障政策という国の専管事項なので、知事はくちばしを突っ込む余地はありません。

つまり、国と県との間には、厳然と棲み分けがあるのです。

知事にできるのは、もっと県民の生活を妨害しないように安全に欲しい、といった運用面について県民の要望を国に伝えるていどのことです。

辺野古移設についてなら、工事が当初国の計画書にあったような環境対策をとっているかどうかをチェックすることです。

よく「承認取消し」とか「撤回」という言い方をするので勘違いされますが、それはあくまでも公有水面における工法の問題にすぎません。

作る作らないという枠組みではないのです。そんな権限を地方自治法は知事に与えていないのです。

ところがデニー氏は今になって、翁長氏が国連で言った「自己決定権」などということを言い出しました。

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これは翁長氏の国連人権委員会の中での発言のパクリです。(ちなみに翁長氏は国連に呼ばれたのではなく、日本のNGOの枠を借りただけですから、念のため)

「私は、沖縄の自己決定権がないがしろにされている辺野古の現状を、世界の方々にお伝えするために参りました」
I would like the world to pay attention to Henoko where Okinawans’ right to self-determination is being neglected.」

ここで翁長氏が使った「自己決定権」”right to self-determination”を「自己決定権」などと訳すのは、正確ではありません。

特にこれを発言したのが、少数民族や先住民についての討議の場である国連人権委員会だったわけですから、翁長氏は沖縄県民の「民族独立」を訴えたと解釈されました。

またぞろデニー氏は、翁長氏の二番煎じをしようとしています。

翁長氏は、県の「大使館」もどきをワシントンに作って、怪しげな「大使」まで送りこみましたが、相手にもされませんでした。

また自分自身も何度も訪米しましたが、国務省ヒラ役職にも会えませんでした。

あたりまえです。外交ルール(プロトコル)は厳密に定められていて、

大統領には首相、国務長官には外務大臣と決まっています。知事は外交権すらないのですから、国務省のロビーでさまよっていたにすぎません。

それをいまになって、翁長氏がやって何度も失敗しことを、またもやデニー氏は「県民投票して国際社会にアピールする」というんですから、呆れます。

翁長氏はこんな県外交に何百億とつぎ込みましたから、またデニー氏もそんなことをするのでしょうか。

実はデニー氏には、知事になったとしてもやることは残っていません。

承認撤回は謝花副知事がすでに先走って承認撤回をしてしまいましたので、デニー氏の出番はありません。

え、承認撤回裁判のゆくえですか。

最高裁判例に下級裁が準じるのが司法の鉄則ですから、120%県は敗訴します。

それもおそらく裁判所は簡単な書面審理で終わりにするでしょうから、スピード審理で1カ月間とかからないはずです。

翁長氏のように、法廷で大演説をぶつ余裕さえないでしょう。

なんのことはない、デニー氏は挨拶回りしているうちに敗訴してしまうかもしれないのです。

もちろん、国は選挙期間は工事を控えていましたが、県敗訴と決まったら直ちに工事を再開します。

ですから、デニー氏はいきなり敗北して無力な様を県民に見せてしまうことになります。

いきなり敗訴・工事再開ですから、もう就任わずかでレームダックですからきつい。

土砂が県外だからどうのとかいう類の小技は全部前任者が使い果たしたので、後なにをして4年間過ごすのでしょうか。

さぞかし移設反対だけで当選したのですから、暇でしょう。

土砂の投入が行われてしまってから県民投票などといっても、後出しジャンケンにすぎません。

県民投票をするなら、翁長県政初期にすべきでした。それならば、当時の熱気を受けてそれなりに追い風に使えたでしょう。

元々県民投票などには法的拘束力がないのにむりむりやっても、終わった事案にアンケートをとるようなものですから、 さぞ白けたものになることでしょね。

一事が万事、デニー氏の「公約」は、翁長氏が一度やって失敗したものばかりです。

だからやってもやらなくても、既に結果は見えているのです。

私は沖縄県知事は、こんな一部の左翼政党主導の反基地永久闘争はお終いにして、県民の生活や経済浮揚に真っ正面から取り組む時期だと思っています。

沖縄県民の皆さん、今の沖縄にほんとうに必要なのは、今後4年をまた不毛な政治闘争に費やすのか、それとも地場経済浮揚と県民生活の向上と向き合うのか、どうぞ真剣にお考えください。

沖縄県の未来が晴れるといいですね。

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[ 2018年10月 1日 ]

 

 

 

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