アイコン 韓国の現実 トランプ大統領は非礼だ、主権侵害だと大騒ぎ

 

 

韓国は北朝鮮と1951年来、朝鮮戦争の休戦状態にある。
米国のドナルド・トランプ大統領が10日、「韓国は、米国の承認(approval)なしには、それ(制裁解除)をやらないだろう」と語った。
トランプ大統領は、「韓国は、米国の承認なしには何も(nothing)しないだろう」と語った。
トランプ大統領のこの言葉は、韓国にとって、主権侵害の恐れがあり、深刻な外交的非礼だという指摘が出ている。
米国が「承認」しなければ韓国は「何も」できない国だと解釈し得る。同盟関係や正常な外交関係からは想像し難い発言だと韓国マスメディアが一斉に騒いでいる。

ポンペオ国務長官の激怒も、先の南北平壌首脳会談で、安全保障にかかわる軍事境界線上の敵対的飛行禁止を盛り込んだことや西域の黄海上の共同自由航行区域を韓国側が大幅に譲歩した形で大幅拡充したことにある。
これは、監視する国連軍との関係でも問題視されており、米軍にとっては、空域でグローバルホーク等の無人情報収集機などを飛ばせず、情報収集に支障をきたす現実的な問題が生じることによるものだった。

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当然、今回のトランプ大統領の韓国政府に対する発言は、そうした大局からの発言となっている。

韓国の現実は、1950年の朝鮮戦争後、休戦状態のまま、国連軍および米軍に守られた国家であることは否定できない。
これまで韓国が自由を謳歌してきたのも、国連軍・米軍の保護下で実現してきたものである。
韓国政府およびロウソク民心の感情と、韓国の安全保障問題とは必ずも一致しない現実が突き刺さっている。

ただ、米韓同盟は、韓国が条約を破棄すれば、米軍を韓国から追い出すことは簡単にできる。
今の文政権なら、それを実行する可能性は高いが、その後の先の韓国の絵が見えてこない。

一方の北朝鮮は、数千基の長距離砲の砲台を韓国に向けたままであり、千基以上のミサイルも向けられたまま、核爆弾まで保有している。
昨年末までは、戦争に突入した場合、5日以内に北朝鮮の長距離砲で数十万人の韓国民が殺害されると報じられていた。

いくら、韓国がほざいたところで、北朝鮮の軍事力には劣っているのが現実だ。

主権侵害を問題拡大すれば、いずれフィリピンのように駐留米軍を追い出すことになろう。本来、文政権の本人とスタッフたちはそれを願っており、ロウソク民心もすでに洗脳しきっており、実現させる日も近いと見られる。
ただ、韓国という国の先が見えてこない。

国連に長い間勤め、これまでの韓国情勢に疎かった康京和外相は「5・24措置解除検討」と発言し、謝罪するに至った。しかし、今回の康京和発言は、韓国民に対する文政権のジャブでもある。

5・24措置・・・韓国軍の軍艦「天安」が2010年3月26日、韓国領海の黄海域で北朝鮮の魚雷により撃沈された事件に基づく制裁。
文政権の主要閣僚のほとんどは朝鮮戦争時の機雷に抵触して沈没したとする左派学者の論を信じている。
康京和外相は1999年~2016年まで国連に勤務し、韓国内の情勢はニュースで知る程度。外交知識も外交も素人、文政権が女性のお飾りとして就任させてもの。

国連時代、韓国の潘基文が国連事務総長(2007~2016年)に就任し、そのご加護下、人権問題を担当し、国連で慰安婦問題を取り上げて、日本勧告を出し続け、批判し続けた中心人物。

韓国は常に、主権侵害だの非礼だのヒステリックに口にする国でもある。
昨年12月の文大統領のごり押し中国国賓訪問でも、ほとんど相手にされず、一人食事にマスメディアが非礼だと激怒して連日報道、同行記者暴行事件に発展していた。
その訪問の段取りのすべてを王毅外相とともに取り仕切ったのも康京和外相であった。それ以前の10月末には国賓訪問を受けるべく、中国に対して3不表明を行い、忠誠も誓っていた。

反日、反米戦略は、韓国の文政権下ではすでに醸成されている。
方法論だけであるが、その先がやはり見えてこない。中国主導(属国下)による朝鮮半島の1国2制度導入ならば別だが・・・。

しかし、現実、今回、北朝鮮が核の完全廃棄をしなければ、韓国が北朝鮮制裁を解除し、終戦宣言を行い、韓国が米軍を追い出したとしても、米国自身の北朝鮮の核とICBMの脅威はそのままであり、米国は北朝鮮の脅威を取り除くため、韓国にはまったく関係なく、米軍が北朝鮮を直接攻撃する可能性が非常に高くなる。

そのため、文政権は北朝鮮を守るためにも、米政権の言いなりになるしかないのが現実だ。
文政権も、米朝関係の仲介役を担いながら、したたかに自らの北朝鮮政策を実現させ続け、それを大多数の韓国民は万歳万歳万々歳と称えている。
文政権の次の戦略はいかに・・・。文在寅氏の軸は寸分も変わっていない。

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[ 2018年10月12日 ]

 

 

 

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