アイコン カショギ記者の遺体はトルコのサウジ総領事館か

 

 

反体制派のジャマル・カショギ記者がトルコのサウジアラビア大使館で消息を絶った事件、前日にサウジから大挙してトルコに小型専用ジェット機で乗り込んできた一団は、同大使館に入り、ジャマル・カショギ記者が行方不明になったと報道される前に、専用ジェット機で帰国している。その間、一団は総領事館に立ち寄ったとされる。

トルコ政府は、サウジ政府と合同で大使館を捜索した。トルコ警察は鑑識官も多数動員して大使館で捜索を行ったが、遺体等は見つからなかった。しかし、非公式ながら警察情報として、捜索で殺害されたと見られる証拠を見つけたと報道ともされている。
その遺体が、サウジから来た一団が帰途、立ち寄った総領事館にあると見たトルコ政府は、総領事館の捜索に当たろうとしているが、今回はサウジ政府の協力は得られず、総領事も急遽帰国してしまい対応できない状態となっている。
サウジから派遣された一団が、遺体をバラバラにしてバッグに分散して入れ、サウジに持ち帰った可能性もある。

疑われているサウジ派遣の一団は、専用ジェット機でトルコへ、空港から大使館へ直行、翌日には帰国させるなど、よほどサウジの高官クラスでない限り動かせない。ましてや反政府主張の記者殺害ともなれば、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子以外にはないと見られている。

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皇太子は、10月23日からリヤドで開催される自慢の経済フォーラム「砂漠のダボス会議」では、自身の改革「ビジョン2030」に乗り出す上で主要な役割を担うはずだった。しかし、世界の主要IT企業の参加予定者たちが次ぐ次ぎに欠席を表明している。

サウジの王位継承者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子が野放図に、自国と中東全体を自らのビジョンに基づいて再構築しようとしている。
33歳のムハンマド皇太子は、1年4ヶ月前に父サルマン国王の後継者として選ばれてから、相当うまく切り抜けてきた。
女性の自動車運転解禁などの措置により改革主義者と称賛される一方で、詳細不明な「違反」を巡る金銭的解決に合意するまでリッツ・カールトン・ホテルに200名以上ともされる大勢の王族メンバーや企業経営者たちを拘束し、政敵の王子たちを力で捻じ伏せ失脚させた。

また、数多くの人権活動家や女性の権利を擁護する活動家を逮捕・監禁したり、隣国イエメンの内戦にアラブ連合軍を主導して介入し続けている。
人権や戦場における国際ルールが日常的に無視されているイエメン内戦では、少なくとも1万人の市民が犠牲となり、約200万人が家を追われている。
さらに、アラブ連合軍の一員としてイエメン内戦にも参戦している隣国カタールとは、イランとの関係があるとしていきなり国交断絶、経済封鎖を行って孤立させている。
トランプ米大統領はサウジのカタール制裁に大いに喜んだが、カタールには中東最大の米空軍基地があり、米軍部がトランプに自制させた経緯がある。
意見されることを最大限嫌うトランプ氏、米マティス国防長官との関係も、ここから少しづつ亀裂が入ったものと見られる。

総額1100億ドル(約12兆円)に及ぶ米国から武器を購入するとの約束もまだ果たしてない。
(トランプ米大統領は、当初、徹底した究明をサウジに求める発言をなしていたものの、武器を購入してもらいたいがために、今では大幅にトーンダウンさせ、腰巾着のポンペオ国務長官をサウジに派遣したものの、ボンペオ氏は、すでにボケが始まっているとされるサウジ国王に会えたことだけで大感激し、北朝鮮同様、何の成果も得ず帰国している)

日本との関係では、ソフトバンクの10兆円ビジョンファンドの約半分を投資するサウジのムハンマド皇太子、次の10兆円ビジョンファンドへの出資も表明している。失脚すれば、見直しがかけられ、未来ファンドの未来も見えなくなる可能性も出てくる。
ただ、原油高、ムハンマド皇太子は膨大な原油資金の流入により、時間を経過させ続け、すべてを捻じ伏せる可能性が高い。

東南アジアでは、多くの女性たちが中近東の金持ちたちの家の家政婦になっている。サウジでは、暴力・虐待されても、富裕家の家人は罪には問われず、逆に告発したアジア人女性の家政婦が処刑されたり、公開罰を受ける事件も起きている国である。

王様ゲームを地でいくサウジアラビア王国の絶対君主様。北朝鮮の絶対君主と何も変わらない。

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[ 2018年10月18日 ]

 

 

 

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