アイコン 追、台湾暴走列車事故 自動列車停止装置ATSを切っていた

 

 

現地報道によると、列車が脱線した時刻4時50分の直前のスピードは、制限速度(時速65キロ)の倍以上の時速130~140キロで走行していたという。

警察当局は速度超過が脱線の原因とみて、運転士から当時の詳しい事情を聴いている。

台湾鉄道によると、運転士からは事故発生の約30分前から数回にわたり「列車の空気圧縮機の圧力が不足している」と連絡があったという。圧力が弱いとブレーキが働きにくくなる。

ただ、現地では、空気圧が弱いと電力が不十分となり減速に作用し、脱線することはないとしている。
通信指令に運転手(経歴5年)から、空気圧縮機の不規則性=故障が連絡されたが、その後、正常に戻り、再度故障したものと見られるが、スピード超過の原因にはならないとしている。

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運転手は、機器不調の場合、権限で自動列車停止装置=ATSを無効にし、指令室に連絡したという。しかし、ATSを切る場合、当時、通信司令室でその内容がどう評価され、ATSを切ることを許可したのかはまだ不明。

ATSを切った場合、各通信司令室の指示に基づき、速度を制限するという。そのため、なぜ、制限速度より大幅に超過スピードだったのか通信司令室と運転手との会話内容も調べているという。

列車は昨年4月に主要検査を行い、9月にも四半期検査を受け、毎日点検も行っていた。

事故30分前の午後4時20分、運転手は宣蘭駅でコンプレッサー(空気圧縮機)の異常を報告、4時23分に技術者がリセットしたところ、正常に戻ったという。それから27分後の4時50分ころ宣蘭県の新馬駅付近の急カーブで脱線した。
(それ以前にATSを切っていたものと見られ、この作業により時間ロスを招いていたとみられる。宣蘭駅でコンプレッサーが正常となり、それ以降、また不具合が発生したかは不明)

現地メディアの報道では、「事故の直前に数回急ブレーキがかかった」、「動力機関に異常が起きたとする車内アナウンスがあった」などの乗客の証言を伝えている。

同列車にはブラックボックスを搭載しており、事故原因がわかる可能性が高い。
以上、

事故が起きるときにはいろいろ複合的な問題が発生しているケースが多い。
運転手は時間の遅れを取り戻そうとしたのかもしれないが、カーブも頭にあったはずだが・・・。

参考地元メディア原文(英語)
https://www.taiwannews.com.tw/en/news/3558111

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[ 2018年10月23日 ]

 

 

 

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