アイコン BMW―D車 韓国火災で世界160万台リコール  日本でも5万3千台追加

 

 

韓国では今年、8月までに30台あまり燃えたBMWのディーゼル車、リコールして対応したものの、改修した車両の火災やリコール対象外車両の火災、ガソリン車の火災も発生していた。

リコール内容は下記のとおりであるが、2年以上経過したディーゼル車両で火災は発生しており、リコール対象にならなかった同構造の車両も今後火災が発生するおそれがある。
日本も前回分も含めて9.3万台がリコール対象になっているが、火災事故は発生していない。

BMWは10月23日、韓国での出火事故頻発を受けたディーゼル車のリコールで、対象を世界全体で約160万台に拡大すると発表した。
同社は8月、欧州とアジアで48万台をリコールしていた。
日本では、8月31日に3万9716台のリコールを含め、今回約9万3000台が対象になる。

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アジアのうち韓国では7月、42車種10万6317台のリコールを表明していた。
ただ、昨秋には米国と英国で火災の恐れを理由として計130万台をリコールしていたことが判明、韓国では、なぜ早急にリコールしなかったのかと激怒していた。

ただ、なぜ、韓国だけで多くの火災が発生したのかはと不明のまま。車は運転手に似るとされており、激情型の感情が引火した可能性もある。
韓国では車両火災が年間5000件以上発生、一方、日本は1200件程度、走っている台数も日本が多く、韓国では車両火災の発生率が日本より極めて高いということになる。欧州でも発生件数は韓国より少なく、BMW社も思案くれーている。
道路事情、運転の仕方、スピードの出し過ぎ・・・

<8月のBMWの火災リコールの詳細>
1、不具合の部位(部品名):
エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、排気ガス冷却装置の耐久性が不十分であるため、冷却水が漏れるものがある。そのため、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損すると、エンジン出力が低下するとともに、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
3、改善措置の内容:
全車両、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、不具合のあるものは対策品と交換する。なお、点検の結果、不具合のない車両についても、使用者に対して注意喚起するとともに、対策品の準備ができた段階で再度連絡し、対策品に交換する。
4、日本の対象車:320d、523d、523dツーリング、X5-20dと35d、
以上、

韓国では8月までにBMWディーゼル車が36台燃え、7月26日にリコールを表明、8月20日から改修すると発表、しかし、その後も火災が発生したことから、当局の行政指導により8月1日から緊急安全点検を実施、火災原因となっている冷却水不純物の塊を除去、8月20日から機器の改修を伴う改修を行った。

その後、火災は改修を行った車両で1件だけである。
韓国当局は、リコール対象車外でも火災が生じており、問題は、EGRの冷却システム機器以外にプログラムにも問題があるのではないかと指摘していた。

来年、また暖かくなると、また韓国で車両火災が発生するかもしれない。

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[ 2018年10月24日 ]

 

 

 

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