不動産投資コンサルの(株)わひこ(東京)/営業停止・解散・清算へ 上場目指すも頓挫
不動産投資コンサルの(株)わひこ(東京都港区新橋2-12-17、代表:浅野恵太)は10月8日営業停止、今後、法人解散・清算を行うとしている。
負債額は約10億円。
同社は平成23年3月設立の不動産投資コンサル会社。不動産投資コンサルのほか、不動産売買、資産運用も手がけていた。国主導の相続税対策による投資ブームで、売上高を急伸させ、同社は自己申告ながら平成28年2月期には約150億円の売上高を計上し、上場を目指すとしていた(実際の売上高や経常利益は不明)。
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しかし、投資用不動産ブームに、金融庁は、金融機関の投資用不動産ローンが近い将来サブプライムローン化することを恐れ、昨春から金融機関に調査に入り、金融機関の貸出抑制により、投資用不動産ブームは急速にピークアウトした。
そうした中、スマートデイズが破綻したことにより投資用シェアハウス問題、スルガ銀行の不正融資問題に発展、同社の業況は急速に悪化していた。
以上、
ブームに乗る企業はブームが過ぎ去るとともに消える。 消えないためにブームに影響されない事業分野への展開か、次の何かのブームに乗ることが必要だが、なかなかできない。バブルとその崩壊は当事者たちにはわからない。
会社名
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株式会社わひこ
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WAHIKO Co.,Ltd
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本社地
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東京都港区新橋2-12-17新橋I-Nビル4階
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代表
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浅野恵太
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設立
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2011年3月
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資本金
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3000万円
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従業員
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32名
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事業内容
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資産運用・不動産投資コンサルティング 、投資アドバイス・物件選定や調査・融資条件の交渉・税務サポートに至るまで、ワンストップで不動産投資、賃貸経営をサポート
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売上高・経常利益(真偽不明)
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150億円(H28年2月期)/経常利益10億円
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50億円(H27年2月期)/経常利益5億円
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[ 2018年10月10日 ]