同社は昭和２５年創業の土木建築工事業者。官庁の土木工事から民間の住宅まで幅広い建設業を営み、フクシマの除染作業へも進出、平成２８年６月期には３５億円以上の売上高を計上していた。しかし、除染作業が一巡し、地元の建設需要も低迷して受注競争激化、平成２９年期には２０億円台まで売上高を落としていた。そうした中、出資していた地元の大型商業施設が破綻したことから信用不安に陥り、資金繰りに陥っていた。