アイコン 米中貿易戦争和解か決裂か 11月末ブエノスアイレス首脳会談 FTAも考慮

 

 

米国のウィリアム・ハガティ駐日大使が日本記者クラブで会見は、米中貿易戦争の行方について、「改善の道筋を確立するためのプロセスが進行している」とした上で、11月末のブエノスアイレスでのトランプ米大統領と習近平中国国家主席との首脳会談で、緊張緩和の契機となる協議が行われ、状況が改善するとの見通しを明らかにした。

これに関連して同大使は「関係改善は、中国経済に深く関わっている米国や日本にとってはもちろん、世界全体にとっても良いことと考える」と述べた。
ただ、中国は貿易慣行や知的財産の問題などの面で改善することが必要だと指摘。「これらが是正されれば、対立より良好な関係につながる」と強調した。

このほか同大使は日米2国間での貿易協定交渉が来年初めからスタートすることについて、「貿易とサービスが協議対象となると指摘。単なるモノだけの物品協定TAGでなく、事実上のFTA(自由貿易協定)交渉となる」と明かした。
以上、報道参照

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ウィリアム・ハガティ駐日大使は、トランプの大統領選挙後において、政権移行チームの政治任用担当であり、トランプに近い人物として知られている。

昨年11月6日の日米首脳会談について、当時日本側は「FTAについてやり取りはなかった」と説明したが、会談に同席したハガティ大使は、会談直後の記者会見で「両首脳はFTAを含むあらゆる選択肢を話し合った」と明言していた。今回もこの見解を繰り返した。
米政府からもTAGの声はまったくなく、FTA一色、日本政府の国民向けの新語・造語のいつもの言葉のごまかしだろう。

なお、WTOでは、FTAは2国間で認められているが物品だけのTAGなるもの認められておらず、本当に米国でTAGを締結した場合、ほかの全世界国にも共通してTAGが適用されることになる可能性が指摘されている。これからも言葉のまやかしと見られる。
もしも、米中がFTAを締結した場合、米国はさらに大赤字になると見られる。ただ、一党独裁の共産党政権であり、政治体制の違いから、情報に関し、開放するとは到底考えられない。それこそTAG+知的財産権のFTAだろう。
 

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[ 2018年11月19日 ]

 

 

 

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