中国 対米貿易戦争、再びレアアース生産縮小戦略に
英ロイター通信は、中国がレアアース(希土類)の生産を削減していることを受け、世界中が代替調達ルート求め騒然としていると報じた。
レアアース業界の動向を調べているアダマス・インテリジェンスのデータによると、中国は、今年下半期にレアアースの生産を削減していることから、海外への輸出量が減少し、価格も高騰する可能性が高いという。
中国は、今年下半期、レアアース分離・精錬枠を▲36%削減し、国内生産量を5年ぶりの低水準である4万5000トンに抑制するが、これは国内需要に対応できる程度の供給規模とみられている。
レアアースは、ハイテク製品の生産には不可欠で、中国がレアアースの生産を削減すると報じられると、世界中のメーカーが騒然とし、代替調達を模索している。
日本のパナソニックも代替調達に動いていることを明かしている。調達ルートの多様化やサプライヤーとの提携強化のほか、レアアースの使用量削減にも取り組んでいるという。
以上、
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北朝鮮はレアアースの埋蔵量(一説では2000万トン)が多いと旧ソ連の調査団が発表していた。それを担保に開発計画を持つのが韓国勢。ただ、北朝鮮が核を完全廃棄しない限り国連制裁により、計画だけで身動き取れない事態が続く。こっそり開発を行うにもすでに韓国の金融機関は米財務省から直接監視されている。
米中貿易戦争では、中国は輸出量がまったく異なることから負けるのが必至。しかし、こうしたレアアースの資源貿易では中国に優位性がある。中国は共産主義国家、政権がすべての実権を有しており、すべてをどうにでもできるし、する。
埋蔵量を見ると、中央アジアのカザフスタンなどのCIS(独立国家共同体)、米国、オーストラリア、インドなどにもレアアースはあり、中国以外の埋蔵量は中国の2倍程度とされている。しかし、採掘・精錬工程など環境・健康破壊も懸念され開発が進まず、環境無視の中国の生産に依存している。中国では違法操業者を取り締まるだけでも生産量は大きく減少する。
なお、トランプ大統領は、11月6日の中間選挙前にも、現在行われている米中貿易協議がまとまらなければ、残る中国からの輸入額2500億ドルに対しても制裁すると発表している。
しかし、そのほとんどは、これまでの制裁から外していたiPhoneなど米国企業が直接・間接に中国で製造している電子製品などが大半を占め、いよいよ米国の消費者を大規模に米中貿易戦争に巻き込むことになる。そうした電子製品にも多くの中国産レアアースが使用されている。米国が中国に仕掛けた貿易戦争により、中国製造業のPMI景況感指数は悪化をたどっている。
レアアース
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原子番号
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希土類金属
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応用例
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21
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スカンジウム
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屋外競技用場照明
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39
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イットリウム
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TV、蛍光灯、LED、電極
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57
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ランタナム
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高屈折率レンズ、燃料電池
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58
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セリウム
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研磨材、排ガス浄化触媒
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59
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プラセオジム
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磁石、熔接用ゴーグル
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60
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ネオジム
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モーター用HEV向磁石、レーザー、家電
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61
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プロメチウム
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蛍光灯の点灯管
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62
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サマリウム
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磁石、中性子線捕獲、光ファイバー
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63
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ユーロピウム
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TV、蛍光灯
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64
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ガドリニウム
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原子炉
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65
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テルビウム
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光磁気ディスク
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66
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ジスプロジウム
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HEVモーター
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68
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エルビウム
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超電導
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主なレアメタル
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3
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リチウム
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電池・燃料電池
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31
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ガリウム
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発光ダイオード(半導体レーザー)
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49
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インジウム
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液晶・透明パネル電極
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72
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ハフニュウム
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半導体
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74
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タングステン
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超硬工具
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78
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プラチナ
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触媒・白金族あり
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[ 2018年11月 1日 ]