中国 第5世代J(殲)20ステルス戦闘機を公開飛行
中国広東省珠海で6日、「第12回中国国際航空宇宙博覧会」が開幕し、中国空軍の第5世代の国産最新鋭ステルス戦闘機「J(殲)20」が公開飛行した。
中国が2月に実戦配備を発表してから初めてで、米国が先行する戦闘機技術でも進歩していることを誇示した。
J20は、3機が低空飛行で会場の上に現れ、1機はすぐに高度を上げて上空に消えた。残る2機は爆音をとどろかせながら旋回を繰り返した後、1機ずつ急上昇して飛び去った。
J20が前回2016年の航空宇宙博で初の公開飛行を行った際は1分足らずのお披露目だったが、今回は速度や高度を変えながら約5分間の飛行を行い、自信をうかがわせた。
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香港のフェニックステレビの宋忠平・評論員(軍事担当)はJ20について、「飛行を見ても、この2年で真の戦闘力を身に付けたことが分かる」と評価した。
J20のエンジンは、ロシア製のサトゥールン 117S(AL-41F1S)ターボファンエンジン2基を搭載している可能性を欧米メディアは伝えている。また、殲20用の新ターボファンエンジンWS-10Gも開発しており搭載している可能性もある。
しかし、写真を見る限り排気ノズルには、戦闘機動力を発揮する推力偏向機構は付けられていない。兵器類はステルス性を極めるため内蔵化している。
<J(殲)20のスペック>
乗員:1名
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全長:20.3m
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全幅:13.88m
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全高:3.94m
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ホイールベース:6.7m
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ホイールトラック:3.6m
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主翼面積:59m2
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カナード翼面積:7.8m2(合計)
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垂直安定板面積:8.9m2(合計)
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空虚重量:17,000kg
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最大離陸重量:36,300kg
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エンジン:WS-15 (ターボファンエンジン) ×2
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最大速度:M2.2
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実用上昇限度:20,000m×1.852Km
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戦闘航続距離:1,080nm×1.852Km
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最大航続距離:2,970nm×1.852Km
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[ 2018年11月 7日 ]