韓国・馬羅島艦の最新艦対空ミサイル「海弓」プロペラ機しか撃ち落せない?
韓国の国営放送KBSによると、韓国軍は現在、海軍艦艇に搭載する新型艦対空ミサイルを開発中だが、同ミサイルが軍の設定基準を満たしていないにもかかわらず、韓国防衛事業庁から合格判定を受け、実戦配備計画まで進められていることが分かったという。
記事によると、韓国軍は今年5月に進水した海軍の最新鋭揚陸艦「馬羅島艦」(ヘリ空母/満載18800トン)に、敵の航空機とミサイルを撃墜する艦対空ミサイル「海弓」を搭載する計画。「海弓」について、軍は「今年行われた実験で10発中9発が標的に命中した」として合格判定を出し、来年から量産に入ると発表した。
音速のマッハ1は1,225キロ/時速 マッハ0.5=612キロ
B747-400ERは、マッハ0.85
B737は、マッハ0.73~0.79
ホンダジェット:最大巡航速度: 782km/h = マッハ0.72
プロペラ機のDHC-8-Q300はマッハ0.43、-Q400NGは0.54
しかし、国防科学研究所と防衛事業庁が同実験に使った標的の速力は、マッハ0.5で、北朝鮮の「金星3号」など周辺国の海軍が運営する対艦ミサイルの速度マッハ0.9の半分以下であることが分かったという。
また、実際のミサイルは迎撃を避けようと海面を這うように巡航飛行するが、実験の標的のほとんどは高高度で飛行していたため撃墜しやすかったという。
軍当局は、周辺国のミサイル開発状況を考慮し「マッハ2.0で迎撃できる性能が必要」と要求していた。
さらに、超音速標的については、シミュレーション実験しか行われなかったという。
これについて、韓国野党「正しい未来党」のキム・ジュンロ議員は「シミュレーションのみで実戦配備されたものを、兵士たちが信用して運営できるはずがない。防御は一度崩されると、艦艇自体が危険にさらされることになる」と指摘した。
「海弓」の開発には、これまでに約1,600億ウォン(約160億円)が投入され、今後、量産のためにさらに5600億ウォンが投入される計画。
以上、報道参照
韓国は、軍が腐敗・汚職を繰り返し、兵器・装備品の開発から調達まで一元管理するため防衛事業庁を創設したものの、軍部間との忖度がまかり通り、逆に不正・腐敗まで一元管理することになった。その結果、こうした事業庁や軍の性能要求が満たされなかったり、成績表そのものが偽造され、性能評価を受けたりし、外国兵器会社のライセンス生産品でない限り、ろくな国産兵器は開発されていない。9.19平壌南北会談で南北軍事合意した宋永武前国防長官は盧武鉉時代から左巻きの海軍出身者だったが、口が災いして9月、首になったものの、最後のご奉公に平壌へ同行していた。
一事が万事。
艦対空ミサイルを搭載しているだけで抑止力になる。
艦艇そのものが抑止力になる。
ただ、実践では搭載艦艇そのものが軍艦型運搬船になる可能性も。
なお、「独島」にはRAM(米独共同製作)21連装1基が搭載されている。最大射程は15キロ、最大射高8キロ。
「馬羅島艦」にRAMが装備されるかは不知、その代わりに「海弓」の可能性もある。
韓国最大の艦艇「独島」・「馬羅島」の揚陸艦のエンジンは、斗山-仏SEMT ピルスティクイ製のエンジンを搭載(ライセンス生産と見られる)。
もう韓国は北朝鮮とはお友達、攻撃用・防衛用兵器は必要ないのかもしれない。
米トランプから買わされたSM3にしても青瓦台の宝物殿に飾っておくか、北朝鮮か中国に朝貢するか、南の島国に向けた艦艇に搭載させるかもしれない。
↓最新鋭揚陸艦「馬羅島艦」(独島級揚陸艦)
韓国は経済大国の証として4万トン級空母の建造計画を有している。
何とかに刃物状態は上も下も変わらないのだが・・・。