アイコン 10月の韓国の失業率3.5% 10月としては13年ぶりの高さ

 

 

韓国統計庁が14日発表した雇用動向によると、10月の失業率は3.5%で、前年同月比0.3ポイント悪化した。10月としては2005年(3.6%)以来13年ぶりの高さとなった。若年層(15~29歳)の失業率は8.4%と、0.2ポイント改善した。

10月の失業者数は97万3,000人で、1年前に比べ7万9,000人増加した。
一方、就業者数は2,709万人で、前年同月比6万4,000人増えた。増加数は7月に5,000人に、8月も3,000人に落ち込むなど、4ヶ月連続で10万人を下回っている(昨年実績月平均30万人増)

スポンサード リンク

業種別にみると、
保健社会サービス業が15万9,000人増
情報通信業が8万1,000人増
建設業が6万人増加した。
一方、
卸・小売業は▲10万人減
飲食・宿泊業は▲9万7,000人減少。
製造業は今年4月以降7ヶ月連続して減少した。

年齢別で見ると、
若年層(15~29歳)が4万1,000人増加、
15~64歳でみると▲9万1,000人減少した。

統計庁は、「40~50代を中心に失業者が増え、全体の失業率を押し上げた」と説明している。
韓国では公務員を目指し、試験勉強に専念する若者も多く、若年層については、昨年とは異なり今年10月に公務員試験がなかったため失業率が下がったとみている。

非経済活動は10万5,000人増加。
求職をあきらめた人は4万7,000人増の52万6,000人(失業率にカウントされない)。

人口に比べた就業者数を意味する雇用率も9ヶ月連続で下落した。雇用率は1年前より0.2%ポイント落ちた66.8%だった。
以上、

韓国では、大企業は、上半期は3,4月、下半期は9,10月の2回採用活動が実施している。採用の際、学歴とともに、採用企業が必要とするスキルの各種資格、言語などの有資格者が優遇される。
好調が続く輸出の製造業の採用も7ヶ月連続減、これは製造業でも半導体だけが突出して輸出総額を押し上げているもの。一方、9月の製造業工場稼動率72.8%だったが、これは通貨危機以降20年で最低を記録している。
こうしたことから設備投資も8月まで6ヶ月間マイナスを続け、やっと9月浮上した。

最低賃金大幅増・非正規の正規職化など文政権の所得主導経済成長政策では、消費に火がつき、卸・小売が経済を牽引するはずなのだが・・・・。来年も最低賃金は2桁増が約束されている。
消費に火が付く前に、大いなる社会実験の文大統領の尻に火が付いている。
願わくば、北朝鮮特需=「終戦宣言」=制裁緩和・解除と米中貿易戦争の終結、中国制裁解除、欧州経済の回復だろうか。どれも時間がかかりそうだ。
以上、韓国各紙参考


 

スポンサード リンク
[ 2018年11月16日 ]

 

 

 

関連記事

 

 

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産