アイコン ホンダ ステップワゴンなど延78万台リコール ダンパー取付金具弛緩や破断 ケガの恐れ

 

 

国交省によると、10月8日には千葉県で、ステップワゴンのバックドアを開けて作業をしていた人が閉まるドアに挟まれ、首の骨が折れる大けがをした。ドアを何度も開け閉めすると、支柱のつなぎ目が外れる恐れがあり、同7日にも愛知県で同様の事故があり1人が軽いけがをしたという。

ホンダは15日、次のとおりリコールを国交省に届け出た。
1、不具合の部位(部品名):
①車体(テールゲートオープンステー取付用ボールスタッド)
②車体(テールゲートオープンステーボールジョイント)
(バックドアの開け閉めようダンパーの取り付け金具類)

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2、不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
①テールゲートオープンステーにおいて、ボールスタッドを取付けるテールゲートヒンジの締結座面穴径及び、ボールスタッドの締結座面径の指示が不適切なため、テールゲート開閉操作を繰返し行うと締結座面が座屈するものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ボールスタッドが緩み、最悪の場合、ボールスタッドが折損しテールゲートが突然降下するおそれがある。

②テールゲートオープンステーにおいて、下側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの取付部構造が不適切、または、上側ボールジョイントと車体側ボールスタッドの組付け作業が不適切なため、ボールジョイントと車体側ボールスタッドを固定するクリップが浮くものがある。そのため、
そのままの状態で使用を続けると、テールゲート開閉の繰返しにより、ボールジョイントが車体から外れ、テールゲートが突然降下するおそれがある。

3、改善対策の内容
①全車両、ボールスタッドの締付けトルクを点検し、緩みのあるものは新品のボールスタッドと交換して新たに設定したトルクで締付ける。緩みのないものは、当該ボールスタッドを新たに設定したトルクで締付ける。一部の車両においては、緩みのあるものは、新品のボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付ける。緩みのないものは、当該ボールスタッドに緩み防止剤を塗布し、新たに設定したトルクで締付ける。
②全車両、テールゲートオープンステーのボールジョイントに外れ防止カバーを追加する。
不具合件数 ①16件②177件/事故の有無 ①無し②人身:2件

4、対象車両:6車種、14型式
  ステップワゴン、スパーダ、「N BOX+」「N BOX+Custom」「N-BOX+」「N-BOX+Custom」
5、対象車両台数:①593,815台、②186,108台、合計計593,815台
6、製造期間:平成21年9月21日~平成30年9月20日

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[ 2018年11月16日 ]

 

 

 

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