韓国上場企業の1~9月期の営業利益 その半分は2社
韓国上場企業の営業利益
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2018年
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2017年
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前年比
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単位/億ウォン
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1~9月
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1~9月
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全体
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1,300,723
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1,205,674
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7.8%
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サムスン+SK
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644,997
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477,536
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35.0%
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サムスン+SK除く
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655,726
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728,138
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-9.9%
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・サムスンはサムスン電子、SKはSKハイニックスをいう。
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韓国の上場企業の1~9月までの営業利益を集計した結果、前年同期比7.8%増の130兆0723億ウォン(約13兆0,800億円)だった。(上場企業の12月決算の534社の集計分)
しかし、半導体大手のサムスン電子とSKハイニックスを除いた営業利益は▲9.9%減の65兆5725億ウォンにとどまった。
半導体2社を除けば、大多数の企業で業績が後退している。
今年1~9月までの営業利益は、サムスン電子が48兆0,860億ウォン、SKハイニックスが16兆4136億ウォンで、両社が上場企業の営業利益の1.2位を占め、上場企業全体に占める割合は前年同期の69.6%から49.5%まで上昇した。
上場企業全体による今年1~9月の純利益は、1.92%増の96兆4931億ウォンだったが、サムスン電子とSKハイニックスを除くと、▲15.4%減だった。
一方、今年1~9月の売上高は、全体では5.4%増の1402兆9,711億ウォンで、両社を除いた場合は4.6%増だった。上場企業の収入は増えているが、収益にはつながっていないことが窺える。
証券業界からは、半導体価格の下落で、今後は半導体メーカーの業績も後退しかねないとの懸念が聞かれている。韓国銀行によると、10月のDRAMの輸出価格は、前月を▲4.9%下回っている。
来年にも、中国国策の「中国製造2025」製半導体の生産が始まってくる。サムスン電子もSKハイニックスも新規大工場の建設をし続けている。
以上、
韓国マスコミは国民を煽るため大騒ぎしているが、韓国の上場企業の多くはすでに海外での製造や販売を拡大させ続けており、大きく問題視する水準ではない。韓国民族がシタタカなように、韓国企業もシタタカであり、韓国内での投資や雇用を別にすれば、大騒ぎするような次元ではない。
↓半導体価格指数SOX 5年間チャート