アイコン タンカー フリゲート艦を沈没さす/ノルウェー

 

 

戦闘艦はスピードを出す目的のため軽量化されており、そのため側壁は板金塗装並みとなっている。昨年、米軍のイージス艦が2隻も衝突して大破したのは、そうした理由もある。薄い鉄板を使用する以上そうしたことが起きる。ということは、機関部側壁への魚雷一発でおしまいということである。

ノルウェー軍は18日までに、西部ベルゲン近くのフィヨルドで同国海軍のフリゲート艦が、石油タンカーと衝突して右舷に大きな穴が開き、ほぼ完全な水没状態にあると報告した。
乗組員137人のうち8人が負傷。マルタ船籍のタンカーに大きな損害はなかった。

今月8日未明の衝突後、フリゲート艦「ヘルゲ・イングスタッド」(約5500トン)は、沈没回避のため意図的に水面下の岩に座礁させる措置を講じていた。その後、船体をつなぎとめるケーブルが切れ、徐々に沈没したという。

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現在は艦橋、アンテナやレーダーのみが水面上に突き出る形となっている。地元メディアは、戦闘用に設計された艦船が速度の遅いタンカーをかわせなかった原因に注目している。タンカー「ソラTS」の重さは約15万トンで、全長約250メートルだった。
同フリゲート艦はノルウェー海軍が保有する5隻のうちの1隻。北大西洋条約機構(NATO)指揮下にあり、フィヨルド内部での航行訓練中に事故を起こした。
なお、引き上げにも、その費用に新造船の建造費用と同じ額がかかるという。
以上、報道参照

フィヨルドは氷河が溶けて海とつながった海水域で海岸沿いも結構深い。
曳航するロープがちょん切れ、高額な通信機器、レーダー、センサー類、兵器システムなど、引き上げてももうお陀仏。

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[ 2018年11月19日 ]

 

 

 

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