アイコン 元JQ上場のイーター電機工業(株)(東京)/自己破産へ 負債50億 <スイッチング電源機器製造>

 

 

電源スイッチング製造のイーター電機工業(株)(東京都大田区本羽田2-16-1、代表:髙橋洋)は12月25日事業停止、事後処理を新垣卓也弁護士(電話03-3435-1177)ほかに一任して、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約31億円。

同社は昭和54年12月設立の各種電源スイッチング製造会社。生産工場を東京本社のほかマレーシアなど各地に生産拠点を構築し平成13年3月期には約93億円の売上高を計上していた。

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しかし、リーマン・ショックによる受注不振、その後発生した急激な円高に伴う為替差損や輸入原価高により業績が急悪化、赤字が続き、平成27年3月期には債務超過に陥り、JQ上場基準に満たなくなり平成28年7月に上場を廃止していた。その後も事業を継続していたが、電気・電機製品の製造工場が海外へ移転したこともあり、業況の回復には至らず、資金繰りに行き詰まり今回の事態に至った。

同社の筆頭株主の山陽電子工業(株)は、「弊社電子デバイス事業の製造元であるイーター電機工業㈱が、2018年12月25日をもって事業停止となりました。なお、本件の弊社への財務上の影響はございません。」とHPにUPしている。

イーター電機工業㈱の事業停止について

円高で泣く企業もあれば、円安で泣く企業もある。兎角この世は住みにくい。

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[ 2018年12月26日 ]

 

 

 

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