アイコン 米政府ロス長官 独自動車メーカーにも米国生産増を要請へ

 

 

米政府は、ドイツに対する自動車関連の貿易赤字削減を目指し、独自動車メーカーに米国での増産を期待している。
ロス米商務長官が4日、ワシントンで行われる自動車メーカー幹部との会合前に述べた。
米国の対欧州貿易赤字は650億ドル(約7兆3400億円)。このうち約300億ドルをドイツの自動車・同部品が占めている。
ロス長官は米経済専門局のCNBCに対し、「できれば電気自動車の生産などにより米国内での生産を増やし」、自動車の貿易赤字を削減することが目標だと述べた。
以上、
独のダイムラーやBMWは、米中貿易戦争の関税合戦に巻き込まれ、米国生産車で中国へ輸出している車両が大きな被害を受けている(トヨタのP/Uも関税被害)。

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米国の技術水準が遅れ、または安価に部品を生産できないことから、海外から輸入し、その結果、米国の企業に巨額な利益をもたらす一方、国の貿易収支としては巨額の赤字を出している。

米国では、技術的な研究開発を疎かにさせておいて、貿易赤字ばかり主張する基地外政権のトランプ政権。米国製品であるはずのアップルのiPhoneやPCは全部、中国製品として米国にも日本にも輸入されている。その恩恵は、米企業に巨額の利益をもたらし、米消費者にも安価に提供されている。
それがダメだったら、その大統領の権力により、海外勢も含めて米国で販売するものはすべて米国内で生産させる保護主義を実践させることだろうが、米企業自身、グローバル化した企業にとって、できない相談だ。

 

米市場におけるドイツ勢の自動車販売台数/台
 
2017年
2016年
前年比
ベンツ
372,240
374,541
-0.6%
VW
339,676
322,948
5.2%
BMW
305,685
313,174
-2.4%
アウディ
226,511
210,213
7.8%
ポルシェ
55,420
54,280
2.1%
合計
1,299,532
1,275,156
1.9%

 

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[ 2018年12月 5日 ]

 

 

 

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