アイコン 米国で、韓国の現代・起亜車にまた問題発生か CAS290万台のリコールが必要と

 

 

現代・起亜自動車に対する集団訴訟が米国で起こされた。
エンジンの欠陥により火災の危険が大きいという理由からだ。

ドイツの通信社DPAは現地時間12月14日、米国で、現代・起亜自動車に対する集団訴訟が生じていると報道した。
それによると、訴訟を代理する法律会社ハーゲンスベルマンの話として、エンジンの欠陥により火災の危険が大きいとした集団訴訟だという。

米国の車両オーナーは「現代と起亜はエンジン欠陥を隠していただけでなく、その欠陥が深刻な安全リスクを提起するという点を明らかにしなかった」と主張している。
NHTSA(米運輸省道路交通安全局)へは、すでに220件が申告されているという。

10月に米非営利消費者団体の自動車安全センター(CAS)は4ヶ月間に、ほぼ1日1件ずつ現代・起亜自動車の車両の非衝突火災報告があったとし、車両290万台に対するリコールが必要だと促している。2017年4月にはオハイオ州で車両火災死亡事件も発生しているという。

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車種は、
2011~2014年式起亜自動車「ソレント」と「オプティマ」と現代自動車「ソナタ」と「サンタフェ」
2010~2015年式起亜自動車「ソウル」。

CASの掲載ページ(英語)
https://www.autosafety.org/

<最近の韓国車のエンジン系リコール>
三菱と米ダイムラー・クライスラーの技術を核に現代自動車も参加しての共同開発エンジンとなったGDIエンジン、その韓国版の派生型がシータ2エンジン。

2015年8月、米国では現代のシータ2エンジンの米エンジン工場の製造工程において、不純物が混入し、車両が停止したり、火災が生じたりする危険性があるとして、47万台のリコールを行った。
総費用は中古価格の損失も含めた賠償金なども含め、総費用は1000億円に達すると韓国で報じられていた。
しかも、当問題は、米製エンジンを搭載していない、韓国内製造エンジンを搭載した車両でも発生していた。
しかし、現代はそれを否定し続け、韓国ではリコールを実施しなかった。

だが、2016年秋、現代の品質管理担当者が30数項目のリコール隠しを国土交通部などに内部告発、国交部も2016年10月、エンジン問題の調査に乗り出した。
国交部の指導もあり現代は、2017年4月に関係する17万台超を韓国でもリコールした経緯がある。リコール対象車両は2013年8月以前に生産された搭載モデルだった。
国交部の調査によると、シータ2エンジンを搭載した現代・起亜の一部モデルで、エンジン焼きつき(摩擦熱により接触面がくっつく現象)で、走行中にエンジンが停止する現象が発生。
結果、シータ2エンジンのクランクシャフトに、オイル供給穴を作る過程で金属異質物が生じ、焼きつき現象が発生したことが原因と特定された。
焼き付き現象が起これば、エンジンから激しい騒音・ガタツキ、走行中のエンジン停止、火災などが発生する可能性があるという。

<今回の米問題>
発生原因は不明だが、クランクシャフトとオイル供給穴は、エンジン型式が異なってもエンジン内のクランクシャフト共通の穴、シータ2エンジンのようにクランクシャフトの材質にあるのか不明だが、対象が過年度車両であり、劣化・消耗し、同じ問題を発生させている可能性がある。

金属工学に関しては、欧州・米国・日本に蓄積されており、短期での開発優先の韓国にあり、高馬力・高トルク・低燃費、低排ガスにおいて、高度化し続けるエンジン、知識の不十分さがもたらした可能性もある。

現代と起亜は、日本の神社のお参りしお祓いを受ける必要があろうか。お参りでもしなければ、ハゲタカ、リコールの悪霊などやたら何かがトリツキ、離れなくなっているようだ。

傲慢経営がもたらしたものだとすれば、その限りだろうが、米国でのエンジンリコール問題、(THAAD問題による中国不買)、リコール隠し問題、韓国国交部による強制リコール問題など、()以外同社の体質を浮き彫りにしているようだ。光州市でも火種を新たに作っている。
傲慢一族はサッカーに現を抜かす暇などないはずだが、FIFAを2人で牛耳り、旭日旗を追放している。

現代はトヨタを追い抜き追い越せと、トヨタを真似てFCVを開発しても水素燃料供給基地もなく売れず、トヨタの「レクサス」を真似て高級路線もとるとして「ジェネシスブランド」を立ち上げても売れず。SUVのラインアップに遅れ、米国でも売れない状態が続き、中国では新SUVを投入しても賞味期限は2018年5月の1ヶ月間だけで売れなくなっている。
それでいて、2016年秋からメキシコ、中国の河北と重慶に工場を造り、インドにも工場を開発中、現代唯一の米工場もシフト増で生産台数を増やすという。
世界での生産キャパだけは世界一となっているようだ。(現代の中国全体の工場稼働率は50%以下)。
現代がトヨタを追い抜いているのは現代労組・従業員の平均賃金だろうか。高過ぎて韓国では労働貴族と呼ばれ、労働世襲制までセッティングされている。

サムスン物産の合併問題で韓国政府相手に利益を確定させている米ハゲタカのエリオットが、今度は現代自を揺さぶっている。開発中のソウルの新本社ビル兼複合施設ビル(土地取得1兆円+建設費5千億円)を売り払えと恫喝しているようだ。エリオットにしても中国や米国で販売台数が回復すると見込んで安値で大量に仕込んだものの、回復せず、株価がさらに下がり評価段階で大損している。

現代・起亜グループの世界販売台数
/万台
前年比
2012年
712
 
2013年
754
5.9%
2014年
800
5.8%
2015年
801
0.1%
2016年
788
-1.7%
2017年
725
-7.0%
2018年1~11
672
1.6%

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起亜・ソウル 2014年型
起亜・ソウル 2014年型

 

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[ 2018年12月18日 ]

 

 

 

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