2019年の首都圏分譲マンション予測/不動産経済研究所
不動産経済研究所が予測した2019年の首都圏の分譲マンションは次のとおり
<首都圏>
1、マンション供給は0.8%増の3.7万戸と横ばい。消費増税の影響は限定的。
◆2018年は前年比2.2%増の3.67万戸の見込み。価格は高止まりも2年連続増加。
◆2019年は前年比0.8%増の3.7万戸。都区部は横ばい、都下や神奈川県などが増加。
◆住宅ローン減税の3年延長などで増税後の落込み回避、大手中心に積極姿勢変わらず。
2、都区部や近郊エリアの再開発案件が引き続きけん引、郊外も大型が人気。
◆都区部は五輪選手村物件など湾岸の大規模開発に注目、都下は駅近再開発に期待。
◆都区部は'18年比横ばいの1万6,000戸、湾岸に加えて高輪新駅周辺などにも関心集まる。
◆その他では神奈川県が9.0%増の8,500戸、埼玉県も4.7%増の4,500戸と回復へ。
3、在庫は6,000戸台で安定推移。着工は'18年1~10月で前年同期比▲22.2%減。
◆在庫は11月末で前年同月比8.2%増の6,7499戸、11月急増も6,000戸台で安定的に推移。
◆着工は'18年1~10月が▲22.2%減の4万3,784戸。埼玉県が39.2%増の一方その他は減少。
◆'18年1~11月の平均価格は5,864万円、前年同期(5,884万円)とほぼ同水準で高値続く。
4、年明けから大型の販売活発化、4月以降も勢い続けばさらに供給上積みも。
都心を中心に高値安定、超高層人気も継続。郊外の駅近人気も変わらず。
◆2018年1~11月のマンション供給社数は112社とさらに減少(前年同期122社)。
◆都心の高級物件の人気根強く価格は高値安定、郊外も駅近中心で価格の変動は僅かに。
◆商品企画のテーマは省エネ・創エネ設備や子育て支援設備など。
分譲マンション販売平均価格
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2012年
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2016年
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2018年
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18/12比
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価格
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単価
|
価格
|
単価
|
価格
|
単価
|
価格
|
単価
|
都区部
|
5,283
|
80.1
|
6,629
|
100.5
|
7,028
|
111.8
|
33.0%
|
39.6%
|
都下
|
4,318
|
58.0
|
4,985
|
69.3
|
5,246
|
74.9
|
21.5%
|
29.1%
|
神奈川
|
4,167
|
57.6
|
5,040
|
71.2
|
5,498
|
77.2
|
31.9%
|
34.0%
|
埼玉
|
3,687
|
50.3
|
4,255
|
59.9
|
4,283
|
61.6
|
16.2%
|
22.5%
|
千葉
|
3,563
|
46.0
|
4,085
|
56.0
|
4,299
|
58.7
|
20.7%
|
27.6%
|
首都圏
|
4,540
|
64.5
|
5,490
|
79.3
|
5,864
|
87.0
|
29.2%
|
34.9%
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・2018年は1~11月、単価は㎡あたりの単価
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