アイコン 塩野義製薬「ビバンセカプセル」正式承認 小児用ADHD 「ゾフルーザ」に続く

 

 

厚労省の薬事・食品衛生審議会部会は21日、塩野義製薬が申請していた小児期の注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬「ビバンセカプセル」の国内製造販売の承認を了承した。近く正式承認される見通し。

同社の申請後、含有される新有効成分の「リスデキサンフェタミンメシル酸塩」が覚せい剤原料(覚せい剤の原料になり得る物質)に指定されており、部会は厳重管理を承認条件とした。

<塩野義ニュースがとまらない>
2018年3月に販売開始した新インフルエンザ薬「ゾフルーザ」の2018年4~9月の売上高が4億6000万円、国内市場のシェアは7割弱だったと明らかにした。(インフルエンザの最盛期は冬)

2018年10月25日、「ゾフルーザ」に関し、米国食品医薬品局(FDA)から承認されたと発表した。適応対象は、12歳以上の合併症のない急性のインフルエンザ感染症患者。

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2019年2月19日、同社が持つ医薬品生産事業を100%子会社「シオノギファーマ」(大阪府)に4月1日付で集約すると発表した。
インフルエンザ新薬である「ゾフルーザ」などの生産を効率化し、グローバルで競争できる品質と価格の実現を目指す。

2018年4月23日、10月1日付で医薬品受託、治験薬製造、分析試験、医薬エンジニアリングなどの受託ビジネスを展開する会社を設立すると発表した。

2018年5月28日、同社は東京大発創薬ベンチャーの「ペプチドリーム」などが設立した合弁会社「ペプチスター」の本社、工場の地鎮祭を28日、大阪府摂津市で行った。次世代の薬剤として世界で注目される「特殊ペプチド」の原薬を製造する。研究開発設備も設けることで安定供給の技術を確立し、輸出も視野に入れる。
塩野義の摂津工場を解体して新築されるペプチスターの本社と2棟の製造棟は延べ床面積1万500平方メートル。6月20日に着工し、来秋の稼働開始を目指す。

新インフルエンザ薬「ゾフルーザ」とは、
ウイルスを感染細胞表面から遊離させるノイラミニダーゼの働きを阻害するノイラミニダーゼ阻害薬(タミフルやリレンザなど)とは異なり、細胞内でのキャップ依存性エンドヌクレアーゼを阻害することで、ウイルスが細胞内に侵入後増殖するときに使う酵素を阻害し、ウイルスのmRNAの複製段階においてその複製を阻止する。全く新しい機序の薬である。
ウイルスが増殖できず、そのまま死滅するため、1回の投与で1日以内に症状を抑える効果がある。
ノイラミニダーゼ阻害薬と比べ早期に効果があるため抗ウイルス効果が高いとされ、投与翌日には半数以上の患者で感染性を持つウイルス量が減っていることが認められている。
以上、
タミフルの副作用問題は、鼻薬が効いたのかシレンゴレンにされている。

 
[ 2019年2月22日 ]

 

 

 

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