不正データ事件 三菱マテ系ダイヤメットに罰金刑
日本の立法・司法は、企業犯罪に非常に甘いことから、企業は喉元過ぎれば再発を繰り返している。一番律すべき政府官僚の業務上不正には特に甘く、すべてをなぁなぁ国家にしてしまっている。それでいて150円のコーヒーを100円で飲み、すぐ逮捕し、全国に配信するすばらしい国家でもある。
三菱マテリアルグループ会社による製品データ改ざん事件で、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪に問われた法人としての「ダイヤメット」(新潟市)と前社長、安竹睦実被告(60)の判決公判が5日、東京簡裁で開かれた。
中谷雄二郎裁判官は「詐欺的な犯罪」だとして、求刑通り法人に罰金5千万円、安竹被告に罰金200万円を言い渡した。
中谷裁判官は「企業倫理に反するだけでなく、わが国のものづくりに対する信頼をも脅かす、悪質極まりない反社会的な犯行」と指摘した。
以上、
反社会的な犯行は、ヤクザさんたちの判決に使用される言葉。
米国では、日本の談合価格カルテル事件では、莫大な制裁金を支払わされた上、日本人の責任者たちが何人も現地に1年以上収監されてきた。
土工協の談合廃止宣言などすべて過去の遺物になっている。
スリーダイヤ不正事件
2017年11月24日に三菱マテリアルグループの三菱電線工業と三菱伸銅での不正データ発覚、さらに、三菱アルミ、アルミ加工の立花金属工業、自動車部品のダイヤメット(新潟市)に不正連鎖、顧客の要求を満たさない製品の検査データの書き換えや一部検査の未実施などがあった。5社が出荷した問題製品の取引先は合計で約750社。
サラリーマン経営者たちの公務員的事なかれ主義と小泉-竹中平蔵がもたらした株主主義=ハゲタカ経済になり利益最優先主義がもたらす功罪の奥底は深くなり続けている。