アイコン 特区・福岡市の大改造 第3弾WF地区大開発 天神ビッグバン・博多コネクテッドに続く

 

 

福岡市は18日、博多、天神に次ぐにぎわいの「第3の核」と位置付ける博多港中央ふ頭・博多ふ頭(ウオーターフロント=WF)地区の再整備事業に関し、整備や大型コンベンション(MICE)施設の運営を担う民間企業の公募に向け、条件や事業内容などの基本的な方針案を市議会に示した。
民間が高級ホテルや商業施設を整備・運営する市有地の貸付期間は50〜70年とし、新たなクルーズターミナルやMICE施設など公共施設の運営期間は20年程度とした。

市は方針案について3月から民間企業の意見を聴取し、公募条件を固める。
公募を経て2021年までに施設整備や運営を担う事業者を決める。

民間に貸す市有地はクルーズセンター隣接地と、解体予定の福岡サンパレス用地。
それぞれに民間が施設を整備する。
クルーズセンター隣には、クルーズターミナルと一体化した商業施設を整備し、3〜4年後の供用開始を見込む。

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サンパレスは、マリンメッセ福岡近くの新ホールが3〜4年後に開業した後に解体に入る。
跡地に8〜9年後の開業を目指す高級ホテルはスイートルームなど250室以上とレストランやカフェを備えることを条件とする。
敷地内に臨時バス乗降場となる交通広場も設ける。

ターミナルなどクルーズ施設は20年程度の運営権を事業者に付与し、ターミナル利用料金の徴収やクルーズ船誘致業務を担わせる。新展示場や新ホール、既存のマリンメッセといったMICE施設については、マリンメッセの運営で実績がある福岡コンベンションセンターによる運営を基本に、民間事業者と連携できる体制を市が検討する。

WF地区の再整備による交通需要に対応するためとして、市はWF地区とJR博多駅との間を結ぶロープウエーの実現可能性を検討する費用として新年度当初予算案に5千万円を計上している。

福岡市は、経済特区認定により、容積率・高度制限の大幅緩和による天神ビッグバンと名を打った天神・大名地区の大再開発が進捗しており、博多駅周辺も今年初めに「博多コネクテッド」を策定し、博多駅から半径500メートルを指定、大再開発を行う。いずれも民間主体。

福岡市は、平成15年4月に構造改革特区第1号となる福岡アジアビジネス特区が認定され、その後、容積率の緩和などが追加されている。

<余談>福岡知事選は戦国時代の戦
福岡市の高島市長は麻生太郎氏ご用達の市長であると共に、安倍首相の提灯持ち。今年の正月にも安倍首相の赤間神宮への参拝にわざわざ出向き同行していたほど。その努力の見返りは特区指定だったが、福岡市の不動産・土木・建築業者にとって、計り知れないものとなっている。

当然、4月の県知事選は麻生氏お抱えの竹内氏支持。自民党や周辺では小川現知事包囲網が完成しつつある。
経産省官僚・特許庁長官と同じ経歴の持ち主で、2011年の小川氏の県知事選初出馬では、小川氏を担いだ張本人の麻生渡元県知事、麻生太郎氏に屈服して竹内支持に回っている。まだ福岡空港の社長に天下ったままだろうか。

しかし、小川氏には山崎拓元自民副総理とその周辺、古賀誠元自民幹事長、自民二階派3国会議員、共産・維新を除く野党が支援して、前哨戦は五分五分。
(公明党も支持予定であったが引っ込めている)

やはり雌雄を決するのは、公明党=創価学会票、山口委員長の判断は、今後の政局にも関係してくる。

すでに、麻生氏側は公明党の竹内氏支持に向けた秘策を公表させ、参議院選・福岡県で自民2人擁立でけん制している。(ただ、参院選でも公明党の支持がなかったら自民2人当選は難しい現実もある。麻生氏の脅しに屈するか山口委員長、自主投票では公明投票は小川氏に分がある)

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[ 2019年2月20日 ]

 

 

 

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